【テニプリ】僕は元歌姫です【マクロスＦ】２

☆６４ ページ30

貴「・・・・」



菊「九条・・・さん・・・うわぁぁぁぁぁぁぁん！！」



貴「ちょっ！うわぁっ」



消えて空を見上げてたら


いきなりぼろぼろ泣いた菊丸先輩が抱きついてきたのだ



白「よう頑張ったな、九条さん」




倒れそうになった私を支えてくれた白石先輩




遠「ほんまや！ワイらより頑張ったな！」



どっからか来たのかわかんない遠山君



そっからはもうぞろぞろとみんなが入ってきた



なんか白石先輩はえくすたしーとしか言わない



桃先輩はなんか同じこと繰り返してる


あぁ


ここやっぱりあったかいなぁ




貴「ありがと・・・皆」




少しは立ち直れたかもしれない




貴「っ、帰らなきゃ」



みんなと約束ってか



宣言したしな・・・




跡「未来を創りにか？」


貴「はい・・・言っちゃったんで」



この場所からも離れなきゃな・・・・




遠「姉ちゃんどっか行ってしまうんか？」



貴「・・・うん。やらなきゃいけないことがあるんだ」



遠「寂しくなるなぁ・・・・」



貴「大丈夫。また・・・あえるよ」



そんな根拠もないんだけどね


でも


なんでかな



あえるきがするんだよね




貴「だから、待っててね！」




そっからはもう早かった



次の日には自分の家に戻るために



合宿所から出ることになった



皆はまだ練習のため残る



だから私だけ


もちろん誰にも言ってない


知ってるのは監督、コーチのみ




貴「今までありがとうございました」


三「おう。元気でな？」


貴「酒飲み過ぎないでくださいね？」


黒「あちらでもお元気でやってくださいね？」


貴「はい。皆の指導頑張ってくださいね」


斎「暇になってしまいますねぇ・・・」


貴「その分頑張ってくださいよｗ頭ぶつけないでくださいねｗ」




そしてゆっくりとバスに乗る


荷物を積んで


広いバスに一人窓側に乗る


ぽーっと窓おみると


コートでなにやら動いていた


目を凝らせば


貴「！？・・・ばーかっ・・・私もだよ」


運転手がバスを出発させる



だんだん薄くなるあの文字



【ありがとう。九条A。選手一同】




貴「さようなら・・・ありがとう」





〜ＥＮＤ〜

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