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「Aちゃん?3週間ぶりぐらいか〜
千冬が会いたいってうるせぇんだけど、
会いに行かねぇの?」
カラン
また千冬が来たかと思ったら
3週間ぶりのAちゃんだった
「今会っても、私がまともに話せそうにないので、」
その割に俺のとこでのんびり時間潰すんだな
「ドラケンさんとイヌピーさんは相談できる人なので」
声に出てたのか、からから笑いながらそう言ってくれた
「麦茶でいいか?」
「あ、ありがとうございます」
「兄ちゃんいんだろ?相談出来ないのか?」
「まぁ、出来なくもないんですけど、
下心出して近づいてくる男の人をちょっと…
良くて相手を顔面修復不可能になるまで殴るらしいので」
あー、そりゃ相談なんか出来ねぇわ
「だいぶ過激だな。まともに恋愛出来ねぇじゃん」
「まぁ、こんな気持ちになったの初めてだから、」
「でも、それだけ妹が大切なんだよな
そういうもんなんだよ兄ちゃんって生き物は。」
そういうと照れながら笑って
Aちゃんは冷たい麦茶に口をつけた
「でも、好きな人は自分のモノにしたいって気持ちになるって三ツ谷さんも言ってたけど、
そういう独占欲みたいなのはないんです、
恋人になりたいとかじゃないみたいで、」
「アイツが他にどっかの女の人と恋人になっても?」
「千冬さんが幸せなら。
私はそしたらこの恋を終わらせるだけです」
18そこらだってのに、
まぁ、千冬がAちゃんに一途だし、
他に女できそうにないしその心配ねぇと思う
「それに千冬の方の気持ちがデカいから
Aちゃん頑張って受け止めてやれよ」
「A、その千冬来たよ」
「え」
イヌピーがドアの方指さしたら入口で
目を見開いてぼーっと突っ立ってる千冬がいた
「っ!Aちゃん」
忍者かって程に俊敏な動きで俺の背中に隠れたAちゃん
すげぇ背中に伝わってくるAちゃんの心音
救急車呼ぶか?って程に心拍早いんじゃって思う
「こらこら、隠れてねぇで千冬と話せ」
後ろ手でAちゃんの腕掴んで千冬の前に出そうと引っ張ると無言で抵抗してきた
ひとつため息ついて振り向いてAちゃん見ると
顔赤らめて涙目になって首横に振ってる
こりゃまた男ってのを分かってねぇな
そそる顔して煽ってんのか。
千冬も大変だな
「千冬、Aちゃんの事好きなら今日は帰れ
急過ぎてさすがにAちゃん爆発しそうだから」
渋々帰ってく千冬に
『ごめんなさい』って小さく呟いたAちゃん
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まゆか(プロフ) - 飴玉さん» っ嬉しいです!ありがとうございます (2022年1月3日 7時) (レス) id: 9f4232803c (このIDを非表示/違反報告)
飴玉(プロフ) - Heartache.....大好きです..... (2021年12月28日 15時) (レス) @page43 id: 16dec3cb2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆか | 作成日時:2021年12月7日 0時