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羅刹と銀の弾 ページ9

あ「何故黙ってたの?」
あれからすぐに沖田さんを運んだ私は撃たれた沖田さんの手当てをしながらそう千鶴に問う
あ「何故、すぐに羅刹になったことを言わなかったの」
雪「ごめんなさい・・・」
沖「この子を・・・責めないで、あげ・・・て」
苦しそうに顔をゆがめながら沖田さんはそう言う
打たれたのに話すとかなに馬鹿なことしてんのこの人・・・
『貴方は黙っていなさい』という意をこめえ唇に指をあて笑みをみせる
まぁでも千鶴の様子をみてると黙っておくよう約束しただけなんだろう
多分羅刹になった理由は知らないね
私はすぐに沖田さんの目をみる。もちろんその間も止血の手を止めない
あ「私に知られるのが怖かったですか?知られてしまった場合近藤さんや土方さんたちに言うとでも?」
こくりと沖田さんは小さく頷く
あ「変若水を飲むことで貴方の病が治るとでも?もし治らなくても千鶴を守れるならいいと?」
また沖田さんは頷く
この男・・・
もういい怪我だけ治そう、話しはそのあとだ
私は力を使うため歌いだす、するとすぐに沖田さんの傷はふさがりあれほど辛そうだった顔色は穏やかになっていた。
雪「今のは・・・」
あ「力を使っただけ、大丈夫。傷はもうないから」
土「どういうことだ?」
あ「・・・明日みんなを集めて下さい。この前話すことができなかったことを話します。」
土「今日じゃ・・・」
あ「駄目。私今からこの人と話してその後寝るから」
さて、とため息をつき私は沖田さんの方を向く
あんなに深く身がさけるほどの痛みがなくなったからかすごく驚いていた
あ「沖田さん、先ほどのことですが近藤さんたちに言うに当たり前でしょう。阿呆ですか」
あ「貴方は新選組にとって必要な人、だから私は貴方を治そうとした。
羅刹になっても労咳は治らない、何故私の言うとおり安静にしていなかったんですか!!」
沖「労咳が治らない・・・」
土「おい・・・総司労咳ってどういうことだ」
あ「・・・羅刹は万能薬ではない、病は治らないんです」
あ「今日は休んで下さい、みんなもね。明日の朝広間に集まってください。お話いたします」
そう言って私は部屋に向かいすぐに眠りについた

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斎藤ようこちゃん(プロフ) - はい。 (2015年8月10日 21時) (レス) id: f2beb170ae (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» ただいま片方の話を製作中です!もう少々お待ちください!! (2015年8月10日 18時) (レス) id: 82261a68a5 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - この先が、気になります。 (2015年8月9日 19時) (レス) id: 1691f9618d (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» こちらでもコメントありがとうございます! (2015年8月9日 18時) (レス) id: 82261a68a5 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 平助さん» いつもありがとうございます!いよいよ分岐がはじまりました・・・これからもよろしくお願いします! (2015年8月9日 18時) (レス) id: 82261a68a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクラ | 作成日時:2015年4月21日 19時

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