薄桜鬼～私は鬼で貴方は隊士～４ (ページ12)

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江戸と平成　語りページ12

私がここから出て行った時覚えていますか？
あのとき私は自分の故郷にいました
そこで得たものは
昔の記憶と北川の力の覚醒
私は幼少時代の記憶がありませんでした
まぁなくても困ることはほとんどないからいいんですけどね
けどここに戻ってきて北川の里にいたときに記憶がもどりました
元々私はここの時代のもので人間たちが私たちを襲ってきたから私たち北川は逃げました
そのとき私の母が私の記憶はもちろん自分と私の父以外の北川の鬼の記憶を消したんです
多分大人の鬼たちの記憶には別の記憶を植えつけられてると思います

人間たちが襲ってきたことについて？
それは千鶴・・・雪村と同じ理由だよ
人間たちの権力争いという醜い争いのために私たち鬼を使おうとしたんだけど私たちは断ったから
雪村や風間、不知火、天霧とかの鬼は昔人間に助けられたんだっけかな？
それがあってそのときの恩を返すために人間に力をかしてる
雪村は断ってしまったけれどね・・・
けど北川はなんの恩もないし頭首であった父はあまり争いが好きでなかった
だから断った
そしたらそのあと人間たちは徐々に私たちに刃を向けてきた
最初は小さなかすり傷をつけられたらしい、けど最後は里を滅亡させにきた
鬼といってもみな戦闘能力が高いわけではないんだ
確かに身体能力や治癒能力はどの鬼も高い
けど刀が使えるのは歴代頭首、その家族に従者、里の外にでる一部の男くらい
女鬼は貴重だからかよっぽどのことがない限り一人で里の外に出ることはないんです
だから雪村や他の鬼の一族たちもあっけなく潰されてしまったのです
風間たちは長州や薩摩に脅されてるって言ってもいいくらいでしょうね
断ったら里の者を滅ぼすんですから・・・