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Aside
「…Aは、俺のこと嫌い?」
「えっ」
「これからの事とか、今までのことは置いといて、俺の事どう思ってる?」
平助は、昔から仲が良くて
昔から頼りになって
昔から守ってくれて
今じゃ、恋心を抱いていることに気づいた
平助の事が好きなんだよ
「…_____きだよ…」
「へ?」
「す、好きだよ!!体育祭で走ってたところ見てかっこいいって思った!心臓が!痛いんだよっ…」
最近、平助を見ると狂ったように動き始める胸に手を当てた
「…言わせるなよ……バカ…」
「……」
「……」
「…え?」
「………え?」
何この沈黙
平助は、目を見開いてポカンとしている
「…え、うそ」
「嘘じゃないっての…本当何回も言わせるな」
「A、俺の事ただの幼馴染みとしか見てないと思ってた」
「え、さっき『俺の事どう思ってるの』質問で、私の気持ちもう知ってるのかと思ってた」
「え、本当に俺の事好きなんて知らなかった」
「え、わたしも最近やっと気づいた」
「……まじかぁ…!//」
ボッと平助の顔に血がのぼり、平助は袖口で口元を押さえていた
ちょっと、照れるタイミング遅くない?と思ったが置いてく。
「……A…、俺が絶対、もっとお前を笑わせて見せるから。
行きたいところも連れてってやるし、欲しいものも出来るだけ買ってやる
…お、あ、だから、その…
…お、俺の彼女に………」
プスプスと音が聞こえるくらい、顔を真っ赤にする平助。
「俺の、彼女になりませんか!!?」
少し、声が裏返っていた
真っ赤な顔に
震えている声
決して、憧れていたような少女マンガっぽい告白じゃなかったけど
2度目の告白
すっごい平助じみてて、かっこいいって思った
次は、絶対、自分の気持ちを最優先しなかった。
恥ずかしいからって逃げたりしないもんね
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雪(プロフ) - ほかの小説も頑張ってください!応援しています! (2015年3月29日 21時) (レス) id: 37997909b6 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 雪さん» 本当ですか!?嬉しいです!励みになります! (2015年3月29日 21時) (レス) id: 19ae749365 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - はじめまして!読んでいてキャーってさけびそうでした!!凄く楽しかったです! (2015年3月29日 19時) (レス) id: 37997909b6 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 薄夜さん» ありがとうございます泣 (2014年10月19日 15時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
薄夜 - 面白かったよ。 (2014年10月15日 22時) (レス) id: 3978161a67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ドラごん | 作成日時:2013年9月4日 17時