【あんスタ】誠に僭越ですが！！《七種茨》（１５-２）

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渉のマジックか、はたまた偶然か。




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「みんな…！」





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人混みの隙間から集団を見つけた彼女もまた、


彼らに駆け寄った。






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日「いやはや、実にAmazingな遭遇ですねぇ」








姫「えっ、ロン毛の仕業じゃないのっ！？」





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「さぁ、どうでしょう♪」と、渉はにんまり笑顔。





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「なんか、ごめんね…」








「みんなにいろいろ、気を遣わせちゃって」





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少し眉尻を下げながら言う彼女。





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羽「ううん、気にしないで」





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羽「…って、胸張って言いたいところだけど、」








羽「俺たちが出来ることなんてたかが知れちゃってるしさ」





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彼女同様に、薫も眉をハの字にした。





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氷「Aさんをなんとかここまで連れてくるというのは、元々は瀬名先輩が発端ではあったが、」








氷「それが偶然、それぞれの事務所に話が回ってきて、」








氷「賛同した者同士、それぞれの長所を活かし協力することが出来た」





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氷「ALKALOIDとあんずは、なぜかこの件に関わろうとはしてなかったがな？」





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衣「でも、コズプロ所属のアイドルは、このドリフェスの観覧が強制されていたみたいだよな」








衣「EdenとCrazy:Bは出場者当人、2winkは場内アナウンスの役を任されてたし、」








衣「Valkyrieの斎宮先輩は、影片と一緒に嫌々席に座ってたのを見かけたよ」





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遊「天祥院先輩や朔間先輩みたいに、個人的にノータッチって人もいたしね…」






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大「ケッ！テメェの考えをユニットに押し付けんじゃねぇよ、まったく！」








大「老害もいいところだぜ！」






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姫「僕だって、Aのために何か力になりたかったんだよっ」








姫「でも、英智様がねっ」





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「うんうん、ありがとう」








「気持ちだけで充分嬉しいよ」





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瞳をうるうるさせ訴える桃李を


彼女はよしよしと頭を撫でて宥めた。






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