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YOU
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タブレット片手に意気揚々と
やって来たのは茨くん。
今朝スケジュール確認をした時とは違って
すでにレッスン着姿だった。
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天「おや、随分気合いが入っているね」
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そんな茨くんを茶化すように、
天祥院くんが言う。
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七「アイアイ！もちろんであります！」
七「ドリフェス開催まで残すところ数日！」
七「派手な仕掛けに引け劣らぬパフォーマンスをしなくてはなりませんから！」
七「本日も我々Edenはスケジュールを調整し、本番に向けてのレッスンにのみ尽力する次第でありますよ！」
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「アッハッハ…☆」と、声高に。
私と天祥院くんの間を抜け、茨くんは
設営の進むステージの方へと向かって行った。
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天「レッスンにのみ尽力する次第」
天「と言いつつ、会場が気になって仕方がないようだね」
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天「僕は何も小細工をするつもりはないのに」
「どういうこと？」
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その“言い方”が少し気になり、
私は首を傾げる。
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天「七種くんは端から会場の手配を気にかけていてね」
天「Edenのステージ演出を細かく詰めたいのさ」
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天「かなり“勝ち”に来ているように思えるよ」
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腕を懐に収め、目を細めて
茨くんのいる先へと視線を向ける天祥院くん。
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天「なぜ“あそこまで”本気を出していると思う？」
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ふと、私の方を振り向く。
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「さぁね、」
「負けたくないんじゃない？」
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差し障りのない答えを返す。
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天「それは言い換えをするなら、」
天「七種くんは、“負ける恐れ”を案じていることになるね」
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「…………、」
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今度は特に何も返さなかった。
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私も、少し先にいる茨くんのことを見つめていた。
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じまさき(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!そちらの方とあとはぷらいべったーでの更新も考えていますので、お待ちいただければ幸いです* (2022年11月12日 0時) (
レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - また私の我儘になってはしまうんですが、make love（？）の方も書いて頂けたらと思います！何度もすいません🙇♀️ (2022年10月11日 23時) (レス) @page47 id: 46b0df9146 (このIDを非表示/違反報告)
じまさき(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます。完結後のその後のエピソードは書きたいなとは考えているので、実現させたいと思います…!貴重なご意見ありがとうございます* (2022年10月11日 23時) (レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 初コメ失礼します🙇♀️このお話が完結したらこのお話の番外編みたいなのが読みたいなと思っています。私の我儘ですがじまさきさんがよければお話しを作っていただきたいです。 (2022年10月2日 0時) (レス) @page45 id: 46b0df9146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じまさき | 作成日時：2022年6月12日 23時
