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HiMERU
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椎「え、なんか、姐さん怒ってません…?」
椎「おこっすよね?姐さん、おこっすよね?」
椎「え?え?」
椎「マジで何やらかしちゃったんすか…?」
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Aさんが退室し、間髪入れずに
おずおずと椎名が口を開く。
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椎名は本当に感情の忙しない人間だ。
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椎「ねぇ、燐音くんっ」
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そして決まって、天城を頼る。
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燐「…………、」
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しかし、今の天城は椎名と目を合わせようともしない。
不服そうに、自分の爪の先を弄っていた。
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Hi「……今朝方、天城は秀越学園に来ました」
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だから、俺が言ってやる。
「へ?」と、椎名は声をもらした。
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Hi「HiMERUも、一体どういう風の吹き回しかと思ったのですが……」
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Hi「天城は、HiMERUを見るなり、」
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Hi「HiMERUの胸ぐらを掴んできたのです」
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桜「何やそれっ、ホンマか!?」
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案の定、桜河はクワッと食って掛かる。
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Hi「それを見た学園の守衛が、HiMERUが暴漢に襲われていると思い、天城を拘束」
Hi「副所長とAさんに連絡が入った」
Hi「…という流れです」
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椎「マァジっすか、燐音くんっ!?」
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内容を聞いた椎名は、堪らず天城に詰め寄る。
が、当の本人は知らん顔。
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それを横目に、俺は更に続けた。
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Hi「HiMERUもとても不愉快かつ不本意です」
Hi「Aさんと副所長に、勘違いをされても困ります」
Hi「ぜひとも天城には、あの奇行の理由を聞きたいものですね」
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俺は自分の髪を軽く耳にかけ直しながら言い放った。
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すると、パキッと乾いた音。
何かが、弾けたような、折れたような。
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燐「…………、」
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その音の発生源は、天城だった。
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弄っていた爪が折れたのか、
それともただ単に、強く弾いただけか。
そんなことはどうでもいいが、
つい先程まで伏せていた目が、
今は鋭く俺に向けられていて。
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燐「…どの口が言ってんだ?」
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じまさき(プロフ) - イベントおつかれさまでした!コメントくださった方々、ありがとうございます◎ (2021年10月15日 0時) (レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
良 - 今回の更新もドキドキでした!!!いつも受験勉強の合間に読ませていただいています。茨との関係どう進展していくのでしょう♪楽しみにしています!イベント頑張ってください!! (2021年9月30日 20時) (レス) @page34 id: 544f46ea82 (このIDを非表示/違反報告)
陽愛(プロフ) - 更新の度、ハラハラしております笑 あと、私もイベ走るのでお互い頑張りましょっ(´ω`) (2021年9月30日 3時) (レス) id: b2e809b8c3 (このIDを非表示/違反報告)
lio(プロフ) - 毎回更新楽しみにしています!イベントも頑張ってください待ってます! (2021年9月30日 1時) (レス) @page34 id: 2079d47a7a (このIDを非表示/違反報告)
じまさき(プロフ) - 奏斗さん» はじめまして。大変ご丁寧にありがとうございます。とても嬉しいお言葉、また同様の作者様よりこのようなコメントを頂け驚いてもいます。月並みのお返事しか出来ずに恐縮ですが、本当にありがとうございます。またご覧頂けますと幸いです* (2021年9月11日 23時) (レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じまさき | 作成日時:2021年8月31日 0時