【あんスタ】誠に僭越ですが！！《七種茨》（１２）

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HiMERU







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七「それに関しては重々承知しております」








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七「今しがたAさんもいらっしゃっておりまして、天城氏を連れ帰っていただいたところです」








七「今日の夕方にでも、あなた方と話し合いをしたいとおっしゃっていましたので、」








七「後ほど、連絡が入るかと」









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それを聞いて、俺の眉間に


微かにシワが寄る。








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Hi「…そうですか、」








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Hi「その方がHiMERUもありがたいです」








Hi「あの様に一方的に乱暴されては、HiMERUも気分がよくありませんから」









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「では、」と。






澄まし顔で軽く会釈。









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俺は副所長の横を通り過ぎ、


次の授業の教室へと向かおうとした。









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七「つかぬことを伺いますが、」









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しかし、“この男”が


あっさりと解放してくれるとも思っていない。







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案の定、話を繋がれる。









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七「普段ジュンとは、どのようなお話をされるのでしょう？」









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軽く振り向いて、一瞬視線を落とした俺は。








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Hi「17歳の男同士、取るに足らない話ですよ」









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自分でもわかるほどの笑顔で、そう答えた。









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そしてまた、軽く頭を下げ、副所長に背を向けた。








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Hi「話し合い…か、」








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コツコツと、廊下を歩く足音が響く。






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実にAさんらしい考え。









俺と天城が、話し合い“なんか”で


丸く収まると思っているらしい。









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俺は別に何だって構わない。








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ボロが出るのは、天城の方だ。









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また、副所長も疑い始めた


漣ジュンのことに関しても、俺は悪くない。









俺はただ単に、“助言”をしただけ。








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いずれにせよこれから増々


副所長と天城、双方の愚かさが


露呈していくだけに過ぎない。








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