19-デート！？ ページ25
．
あれから小一時間ほど自由奔放に歩く花巻さんにふりまわされ、さすがに私にも疲れが溜まっていた
相変わらず両手には買い物袋
それほど重くはないけど、やっぱりずっと持っているのはキツイ
『はぁ…』と、小さくため息をついていると
「…栗原、ココ入んぞー」
と少し前を歩く花巻さんはまたお店へと寄って行く
『へーい…』
気だるげに返事を返して花巻さんに続いて店の入り口に立つ
今度は何の店かと気になり、目線を上げるとそこはーーー
『え、喫茶店？』
戸惑う私を無視して花巻さんは扉を開けて中に入る
「いらっしゃい…って、あら、貴大くんじゃない！！」
久しぶりねぇ〜！と、若い男性…ちょっとオカマっぽい人が花巻さんに抱きついてきた
「離れろ暑い宗治郎」
「もう！いっつも”そーちゃん”って呼んでって言ってるじゃな〜い」
頬を膨らましながら花巻さんから離れ、席に案内してくれる
私たちは案内されたテーブルに向かい合って座った
それと同時に花巻さんは注文を宗治郎さんに伝えていた
するといきなり、花巻さんは戸惑ってばかりで声を発していなかった私の頬をつまんできて
『っ！いひゃいれすっ…はなまひひゃん』
と抗議する私に
「ははっ、ぶっさいくな顔してんなー」
と笑いながらさらに手に力を込めてくる
手でバシバシと彼の手を叩けばやっと離された手
『う〜…なにすんですか、花巻さん。ふざけんなこの野郎。
ってか、さっきの男の人は誰ですか。』
頬をさすりながら聞いてみると
「あー、宗治郎？
あの人は俺のーーー」
「彼女、でーす♡」
横からにゅっと入ってきた宗治郎さん
『かっ、彼女なんですか！？』
と慌てふためく私に
「んなわけねーだろ！
宗治郎は俺の…師匠っつーか、先生っつーか…
まぁ、俺が店引き継ぐ時にいろいろ世話になったんだよ」
はぁ、とため息を尽きながらめんどくさそうに説明する花巻さん
「もー、貴大くんったら〜ノリ悪いわね〜
こんにちは、お嬢さん！私のことはそーちゃんって呼んでね！」
見事なウィンクを決めて自己紹介をしてくれた宗z…そーちゃんに
『栗原、Aです。
花巻さんのお店で働かせてもらってます』
と自己紹介を返す
「そう、Aちゃんって言うのね〜♡
うふふ、今日は貴大くんとデートかしら？」
『でっ！！！でででで、デートだなんてそんなっ「そうだよ。」…え？』
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ぐるたる(プロフ) - うぃうぃさん» ありがとうございますぅぅ！！ドSマッキー、楽しんでいただけた様で私も嬉しいです( ^ω^ ) (2015年8月31日 20時) (
レス) id: d2b26319aa (このIDを非表示/違反報告)
ぐるたる(プロフ) - 無気力@メロンさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！新作も楽しんでいただけたら幸いです^o^ (2015年8月31日 20時) (レス) id: d2b26319aa (このIDを非表示/違反報告)
うぃうぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！うへへ、最後までニヤニヤが止まりませんでした(*´ζ`)ドSまっきー好きです。素敵なお話をありがとうございました！ (2015年8月31日 16時) (レス) id: bde54fe1f7 (このIDを非表示/違反報告)
無気力@メロン(プロフ) - 面白かったです！あと、完結おめでとうございます！ぜひ！違う小説も楽しみにしてます！ (2015年8月31日 15時) (レス) id: 3b4880e4f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぐるたる(プロフ) - ヒビ龍さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！ぜひとも最後まで楽しんでください^o^ (2015年8月20日 13時) (レス) id: d2b26319aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐるたる | 作成日時：2015年5月27日 0時
