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59話【友達】 ページ35

龍彦「私にとって他人は、見知った機械がつまった肉袋にすぎない。」

龍彦が突然そんなことを言い出した。

龍彦「すべてが自明で、退屈だった。」

龍彦の言葉を聞くのは、此方と太宰くんとフェージャの三人。

龍彦「だが、この私にも理解の及ばぬ人間がいた。私だ。」

真剣な顔で龍彦は語る。

龍彦「この頭の中には、私自身にも読めない……小説の文章と文章の間の【行間】のような部分が存在する。」

太宰「きみ、友達いる?」

呆れ顔で太宰くんは問いかけた。

龍彦「友人など人生に不要だ。どのような他人の心もわかるのだから。」

こちらに振り返り、龍彦は自信に溢れた顔で言葉を紡ぐ。

龍彦「私は必ずや私の行間、空白の光の向こう、更なる世界へいくことが出きる。」

太宰「………本当に友達がいたら、そんなこと言わないよ。」

龍彦「その時は、まもなく訪れる……横浜の異能力は全て、私のものになるのだから。」

龍彦が太宰くんの顔を覗きこむ。

龍彦「自分の異能に勝てる人間が、一人でもいると思うか?」

今思ったが……此方今回話してないな!

あ、フェージャもか。

60話【太宰の絶命】→←58話【ドラコニア】



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猫好き - 澁澤さんくらいの髪をおだんごにしたら凄い大きさになりそう……w (2019年1月6日 3時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
無花果神(プロフ) - アンネさん» アンネさん、了解しました!こんな駄作を面白いと言ってくれて、有り難うございます! (2018年7月4日 0時) (レス) id: 45ceeb30e8 (このIDを非表示/違反報告)
アンネ - とても面白いです!!あの、アンケートなのですが、澁澤さんを生き返らせてください!!!! (2018年7月4日 0時) (レス) id: b67a14933e (このIDを非表示/違反報告)
無花果神(プロフ) - ならさん» ならさん、こんな駄作を読んでくれるなど、感謝でいっぱいです!有り難うございます!此れからも頑張りますね! (2018年7月3日 23時) (レス) id: 45ceeb30e8 (このIDを非表示/違反報告)
なら(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます!アンケートの方はドストさんとのその後に1票で!!これからも頑張ってください! (2018年7月3日 23時) (レス) id: a4889bdaa8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無花果神 | 作成日時:2018年6月20日 17時

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