私が苦手とするのは、新しく来た姉でした。(ブラコン＆黒バス)

３８.血の空 ページ41

あぁ…


想いを伝えてしまった…



最悪な告白だな…



ふと前を見ると、絵麻が居た。



「！！」



絵麻の瞳には、光がなかった。



いつもの悪意のある目ではなくて、



絶望に満ちた目…



絵麻は信号が赤なのにも関わらず、


渡ろうとしていた。



「危ない！！！」



私は絵麻を助けれた。



良かった。


絵「っ！A…」



「何があったの？」



絵「今更言えるわけないじゃない！！」



絵麻は泣きながら私を見る。


「大丈夫…言って？」


絵「私の本性がばれた…出てけ…
って言われた。私にもう居場所もない」



なるほど…



絵「だから…パパとママの所へ
行かないと…」



「ダメ！！」



絵「離してよ！！」



「死んじゃダメだよ！！」



絵「うるさい！どうせ私が死んでも、
誰も悲しむ人も居ないの！友達も
居ないし、頼れる人が居ない！！」



ギュッ


絵「っ！！！」


「じゃあ、私が悲しむ！！友達にも
なる！！だからさ、みんなに謝りに
行こう？」



絵「うるさい！！！私がそんなに、
素直になれない。不器用なの…！！」



「じゃあ私が一緒に…「ウザいのよ！



ドンッ



絵「え…」



私は絵麻に道路に押された。



ちょうど、トラックが来る…



あぁ…神様…



私は死ぬのかな？



ピピーーーー！！！



「うっ！」



地面に叩きつけられる…



痛い…



全身が動かない



仰向けに倒れてるからか



空しか見えない…



私の血が周りにあるのは見える。



血の空しかみえない…



そこに聞こえるのは、色んな人の


叫び声と…



赤司君の声…



赤「A！！！！！！！！」



そこで私は意識を失った…

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