今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,578 hit
小|中|大
2.天才と凡人 ページ4
『きゃーこわーい』
「…………」
首根っこを掴む力が強まった。
『ぐえ。まじごめん、許せ』
「アンタなんなのぉ?」
『逢坂 Aでーす』
イズミンは呆れたような顔をしてようやく、手を離した。
『ふぅ…。…………………………ああああああ!!』
「ちょっと、今度は何!?」
『名作がっ!!未来の名作が〜』
さっき湧いたアイデアはいつの間にか消えていた。
頭を抱えてその場に座り込む私にイズミンは相変わらず呆れた顔をした。
「ーアンタさぁ、誰のために歌を作ってるの?」
天才はいつだって凡人の言葉で傷つく。
凡人はいつだって天才を無自覚に傷つける。
3.それ以外は何も望まないから→←1.夕暮れ時と始まりの合図
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まかろーん | 作成日時:2016年5月25日 13時