同居生活始めます second (ページ42)

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超能力者ページ42

彩side

上杉君のライン通り、なんとみんなに送ってもらうことになってしまった。

で、今は新しいマンションへとみんなと一緒に帰っているところ。

ほんと、どうすんの。

上杉君は大丈夫って言ってるけどさ～。

単純な若武、あまり人を疑わない小塚君、ちょっと天然なところがある翼はいいとして問題なのは黒木君だ。

黒木君って私の心が読めるのかってぐらい鋭いからね。

ちょっとしたことで疑問に思われそう。

私はそんなことを考えながらみんなより一歩後ろを歩いていると黒木君が歩くスピードをおとし、私の隣に来た。

黒「ねえアーヤ、最近上杉がおかしいんだけどなんか知らない？」

彩「え？知らないよ？」

黒木君からは予想もしなかったことを聞かれた。

何故黒木君は私に上杉君のことを聞いたのだろうか。

黒「そっか。変な事聞いてごめんね？」

彩「大丈夫だよ。」

いや、全然大丈夫じゃない。

内心焦りまくりなんですけど！

黒木君、どんだけ鋭いの！

もう超能力者にでもなったら？←

そんなことを思っているといつの間にかマンション前に着いていた。

彩「みんな！着いたよ！」

みんなは歩いていた足を止めて振り返った。

そしてマンションを見上げる。

彩「もう、ここまでで大丈夫だよ！今日は送ってくれてありがとう！また今度ね！」

私は一刻も早くこの場から立ち去りたくてお礼を言ってすぐにマンションの中に入った。

流石にみんなもマンションの中までは着いてこず、それぞれの家に帰って行った。

私は溜め息をついてエレベーターに家へと向かった。