同居生活始めます second

あれから一ヶ月 ページ3

彩side

あれから一ヶ月がたった。

(一ヶ月たつの早っ！！！)

今のところ私と上杉君が同居していることはまだ知られていない。

でも、いずれバレて大惨事になるんだろうなー。

それにずっと隠しきれることでもないし。

でも、上杉君が言うなって言ってたからなるべくばれないようにしなきゃ。

私のためにここまでして隠そうとしてくれてるなんて、私すごく迷惑かけてるじゃん。

私も、そろそろ目立つのを克服しなきゃ駄目だよね。

上杉君のためにも頑張ろう！！

翼「アーヤ！」

彩「うわっ！翼！？」

すると翼が私の後ろから飛び出してきた。

ちなみに私は今、学校に向かってる途中。

翼「なんでここにいるの？アーヤの通学路ってここじゃないでしょ？」

え？

なんで翼が私の通学路知ってるの？

彩「なんで知ってるの？」

すると翼は当たり前じゃんとでも言う顔をした。

私、当然のこと聞いたっけ？

翼「だってここからアーヤの家って真逆じゃん。」

あっ、そっか。

そう言われてみればそうだね。

翼「で、なんでいるの？」

これは事実を伝えてはいけない。

上杉君に絶対って言われたから。

じゃあ、なんて言えばいいの？

ん〜、あっ！

彩「今、おばあちゃんの家に住んでるの！」

翼「どうして？」

翼、粘り強いな・・・・・

そんな探るような質問を連続でしないで。

でも、答えなきゃ逆に怪しまれるよね。

彩「家で妹がうるさくて。ほらっ、だって私たち受験生じゃん？だから静かに勉強に集中するため。」

翼「なるほど〜。」

ふ〜、やっと納得してくれた。

翼「よし！じゃあ行こっか！」

彩「うん！」




そして私たちは途中まで一緒に行き、学校に近づいてきたところで翼と距離を置いた。

私も、もう少し勇気があれば翼と距離を置かずに一緒に学校に行けたのかな。

は〜、ほんと私って情けない。

あの人、誰だ？→←作者からです！

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