同居生活始めます second (ページ15)

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家 with 瑛飛ページ15

瑛飛side

そして学校は終わった。

(早っ！)

俺は今、彩と一緒に家に帰ってるところ。

瑛「ねえ、彩。」

俺はずっと気になっていることを聞くことにした。

彩に直接聞いた方が早いし。

彩「何？」

瑛「彩と一緒に住んでる子ってどんな子なの？」

一緒に住んでるってことは女子なのかな？

彩「ん～、その子はね～、ストレートに言うとツンデレ。」

ツンデレ？

いや、ツンデレの意味はわかるけど。

女子でツンデレっている？

瑛「じゃあ、その子とどうして一緒に住んでんの？」

彩「私とその子の両親が丁度同じ時期に海外に転勤することになったからついでに。」

ついでにって・・・・・

ついでで決められることじゃないでしょ。

瑛「てことは彩の家族はみんな海外にいるってこと？」

彩「いや、そうではない。」

なんかさっきから俺が考えてることと真実が全然違うんだけど。

じゃあ、どういうことよ。

彩「お兄ちゃんもこっちに残ってるの。大学生だから。」

なるほどね。

瑛「ふーん。お兄さんって大学何年？」

彩「えーっと、確か２年だった気がする。」

何その、あいまい発言は。

すると彩は俺が考えてることがわかったらしく、

彩「お兄ちゃん、あんまり家とかに帰ってこないからあんまり顔を合わすことがないからかな。」

へ～、なんか彩の家族っていろいろな意味でおかしいね。

瑛「じゃあ、いつからあのマンションに住んでんの？」

彩「５月の時から。」

瑛「じゃあ、まだ一ヶ月ちょっとだね。」

彩「そうだね～。」

俺たちがいろいろと話しているととっくにマンションについてしまった。

そして俺は彩と一緒に直接、彩の家に行くことになった。

彩「ちょっと待っててね。」

ドアの前に着き、彩はカバンから鍵を取り出してドアを開けた。

瑛「おじゃましまーす。」

俺は一応、挨拶をしてから入った。

彩「あー、誰もいないから気楽にしてていいから。」

俺たちは靴を脱ぎ、リビングへと入った。

彩「好きなとこ、座ってて。飲み物出してくる。お茶でいい？」

瑛「うん、ありがと。」

彩に言われた通り、俺はテーブルの前に座った。

ふと、部屋を見渡してみると綺麗に整理されていて毎日掃除をしているかのように綺麗だった。

うわ～、几帳面なんだな～。

俺の家はまだダンボールがあってごちゃごちゃしていて全く落ち着かない。

ガチャ

彩「あっ、帰ってきたかな。」

しばらくしてリビングのドアが開くとそこには、

瑛「え！？」