tragedy 33 ページ33
書斎に入るとはやり全員揃っていた。
また私、最後だ…。
なんで私って走っても一番最後になるんだろう。
しかしそんなことも気にせず若武が私を席に移動させ座らせた。
その光景を見た上杉君はすごく呆れた目で見ている。
その姿を黒木君が見てクスクスと笑っていた。
みんな、私の若武からの期待のプレッシャーみたいな気持ちをわかってよ。
とくに黒木君…。
「では、アーヤも来たことだし会議を始める。アーヤ、なんか進展でもあったのか？」
若武はまだ目をキラキラさせている。
そして他のみんなも私を見た。
あっ、今日は驚かないんだ。
多分みんな私が集合かけたことしってるのかな。
私はそんな考えは端っこに置き、さっき起こったことをすべて話した。
……結果、みんなは信じられないとでも言いたげな表情をした。
黒木君を除いて。
まあ、それもそうだよね。
サンタがいないことなんて誰でも知ってることだもん。
「いやいや、そんなことあり得ないって。理論的に不可能だ。」
やっぱり上杉君は理論的なこと以外は信じないか。
まあ、そうだよね。
理論っていうのは証拠があるからこそ認められるものだから。
「僕も、あり得ないと思うよ。」
「俺も。」
小塚君と翼も上杉君と同意見。
その隣で若武は私をじっと見て言った。
「アーヤ、お前馬鹿かよ。」
「馬鹿じゃない！」
若武の方がよっぽど馬鹿だと思うけど。
私は不機嫌になり、みんなに顔を背けた。
「俺は信じるよ。」
すると黒木君が余裕そうな表情で言った。
勿論、みんなはその発言に驚き、見開いた目を黒木君に向けた。
それもそうだ。
この中では一番大人な黒木君がサンタがいる、なんて言ってるんだから。
「お前も馬鹿だったのか…。」
若武は今度は黒木君まで馬鹿扱いし始めた。
「いや、この中で一番馬鹿なのは若武だよ。」
翼はクスクス笑いながらからかうように言った。
しかも翼、一番馬鹿なのは若武だと思うよ、じゃないんだね…。
まあ、事実なんだけど。
若武は勿論怒り出して翼に飛びかかろうとしたが黒木君が若武と翼の間に入り、止めた。
「若武先生、こんな時に喧嘩は止そう。今は爆破を食い止めることが優先だろ？」
その言葉に若武は言い返せなくなり、明らかに不機嫌な顔をして黙り込んでしまった。
まあ、静かになってくれたからいっか。
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名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» 来てくれるの！？めっちゃ嬉しい、ありがとう！ (2019年3月8日 20時) (
レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - 名も無きバカさん» こちらこそよろしく！話すんだったらボードで話さない？占ツクって一応チャット禁止だからさ。私がなものボード行こっか？ (2019年3月5日 8時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» ありがとう！みふぅ！これからよろしくね！ (2019年3月5日 6時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - 名も無きバカさん» 返事遅れてすみません！タメ口でいいですよ！じゃあ、なもって呼びます！ (2019年3月5日 1時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» 友達申請許可していただいてありがとうございます！早速ですが、タメ口で話しませんか？私の事は『なも』と呼んでください！返信待ってます。 (2019年2月23日 21時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マカロンＹ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1
作成日時：2018年12月25日 6時
