tragedy 32 ページ32
私はサンタがいなくなった後、しばらく手に持っているさっき貰った手紙を見つめていた。
事件の手掛かりになるって言ってたっけ…。
私は階段を駆け下り、迷うことなく受話器を片手に小塚君の電話番号に電話を掛けた。
しばらくコールが続き、小塚君の声が聞こえた。
『はい、どちらさまでしょうか。』
「私、彩だよ。また緊急で集合をかけたくって。」
『あっ、アーヤか。うん、じゃあ僕からみんなに知らせとくよ。集合場所は若武の家でいいよね？じゃあ、またね。』
小塚君は私が少し焦っていることに勘づいたらしく何も聞かずにオーケーしてくれた。
心の中で感謝しながら私は部屋からさっき貰った手紙と事件ノートを手に持ち、コートを着て家を出た。
勿論お母さんには止められたがそんなことを気にする余裕もなく、私は無視して若武の家に走りながら向かった。
若武の家の前に着く頃にはすっかり体力はなくなり冬なのに汗を流している。
でもそんなことも気にせずインターホンを押した。
しかし何故かインターホンから島崎さんの声が聞こえてこない。
私は首をかしげていると急にドアが内側から勢いよく開いた。
私はあまりにも急すぎて雪で滑りそうになってしまった。
「おい、アーヤ！来たか！中入ってくれ！」
そこにはなんと島崎さんではなく若武がいた。
「え、どうして若武が？」
私は少し混乱しているが若武はそんなことも耳に入っておらずキラキラさせた目で私を見てきた。
「集合かけたってことはなんか見つかったってことだよな！？」
この期待の目は絶対に、見つかるわけないじゃん、なんて言えない目だ…。
こんなんだから詐欺師って呼ばれちゃうのかな。
「うん、そうだよ。」
すると若武は目をもっとキラキラとさせ、私の背後に回って私の背中を押し、中に入れた。
「とになく早く入れ！」
ということで私は半ば強引に書斎へと連れてかれた。
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名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» 来てくれるの！？めっちゃ嬉しい、ありがとう！ (2019年3月8日 20時) (
レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - 名も無きバカさん» こちらこそよろしく！話すんだったらボードで話さない？占ツクって一応チャット禁止だからさ。私がなものボード行こっか？ (2019年3月5日 8時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» ありがとう！みふぅ！これからよろしくね！ (2019年3月5日 6時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - 名も無きバカさん» 返事遅れてすみません！タメ口でいいですよ！じゃあ、なもって呼びます！ (2019年3月5日 1時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» 友達申請許可していただいてありがとうございます！早速ですが、タメ口で話しませんか？私の事は『なも』と呼んでください！返信待ってます。 (2019年2月23日 21時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マカロンＹ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1
作成日時：2018年12月25日 6時
