tragedy 8 ページ8
若武はそれを聞き、言った。
「では、我探偵チームKZはこの事件を調査することにする。まずは事件名からだ。アーヤ、何か良い案あるか?」
私は、なんで私なんだろうと疑問を抱きながらも考えて、言った。
「『連続爆破予告事件』でいいんじゃない?」
私はてきとうに言ったつもりだったが若武が意外にも気に入ったらしい。
「よし!じゃあ、連続爆破予告事件としよう!」
すると隣にいた上杉君が若武に聞こえないぐらいの声の大きさで、単純な奴、と呆れながら呟いていたのが聞こえた。
その光景を見て、私は思わず苦笑いをしてしまう。
若武はそんなことも知らずに続けた。
「じゃあ、この差出人に電話を掛ける奴は挙手。」
忍以外、全員手を挙げた。
だって私達は電話を掛けること以外何もできないんだったら電話を掛けるしかない。
「全員一致だな。じゃあ黒木、電話掛けろ。勿論スピーカーで俺達にも聞こえるようにな。」
黒木君は頷いて手に持っていた箱のラッピングを取り、中からスマホを取り出した。
そのスマホはいたってシンプルだが最新のスマホのようだった。
黒木君はそのスマホの画面を操作して電話画面で一つの電話番号を見つけた。
すると黒木君は何故か私の方を見た。
「アーヤ、この電話番号、事件ノートのどこかに書いといてくれない?」
私にスマホの画面を見せながら言った。
「わかった。」
私はすぐに事件ノートを開き、シャーペンを持ってその電話番号を写した。
写し終わりノートから目線を上げると黒木君は察してくれて、ありがとう、と言ってから電話をテーブルの上に置いた。
「では、今から黒木に電話を掛けてもらう。アーヤは話の内容を全部視写するように。」
私も事件ノートとシャーペンを持って席から立ち上がりテーブルに近づく。
みんなは全員が真剣な顔をしてスマホの画面を見ていた。
しばらくコールが続くと電話から誰かの声が聞こえてきた。
13人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» 来てくれるの!?めっちゃ嬉しい、ありがとう! (2019年3月8日 20時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - 名も無きバカさん» こちらこそよろしく!話すんだったらボードで話さない?占ツクって一応チャット禁止だからさ。私がなものボード行こっか? (2019年3月5日 8時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» ありがとう!みふぅ!これからよろしくね! (2019年3月5日 6時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - 名も無きバカさん» 返事遅れてすみません!タメ口でいいですよ!じゃあ、なもって呼びます! (2019年3月5日 1時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» 友達申請許可していただいてありがとうございます!早速ですが、タメ口で話しませんか?私の事は『なも』と呼んでください!返信待ってます。 (2019年2月23日 21時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:マカロンY | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1
作成日時:2018年12月25日 6時