天然すぎて困ってます

立花と出会って ページ10

しばらくベットに横になってじっと考えてみたがやはり何も思いつかなかった。

その後もパソコンで調べてみたり、間を置いてまた考えてみたりしたが自分が納得のいく結果が出なかった。

考えすぎて頭が痛くなり始めた頃、メイドが俺の部屋に来て夕食の準備が出来たと知らせてきた。

とっさに机の上に置いてある時計を見るとぴったり7時。

こんなに早く時間が経ったと感じたのはいつぶりだろうか。

俺はまず夕食を食べ、風呂に入ってから自分の部屋に戻った。

宿題、やんないとな。

俺はやりたくないという感情を抑えつつ、宿題をやり始めた。

今日は運よく宿題の量が少なく、深夜を過ぎずにすみ、俺は今日はゆっくり寝ることにした。

でも、ベットの中でも考えてしまう。

俺が立花と出会ったのはあいつが俺の家に来たのが始まりだった。

ずっと家に引きこもり、学校に通わない生活をしていたら突然立花が俺の家に来た。

あいつがインターフォンを押したとき、久々に誰かが来たと思ったら学校に来いって言われてさ。

あいつの第一印象は笑いそうになるぐらい真面目だったな。

それがきっかけで俺は家を出て学校に通うようになって、KZの奴らにも出会った。

だから、今俺がこうして楽しい時間を過ごせてるのは全部立花のおかげ。

立花が俺の家に来なかったら一体俺はどうなってたんだろうか。

もし立花がいなかったら、こんな幸せになれなかったんだろうな。

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