騒ぎ ページ6
秀明の授業も終わり、私は昇降口へと向かった。
そして昇降口の近くに着くと何故か辺りが騒がしかった。
もしかして、
たくさんの生徒をかき分けて見てみると案の定、私の『もしかして』は的中した。
黒木君だ。
黒木君は門に寄りかかっていた。
手足の長い黒木君がこの体勢になるとまるでどこかのモデルのようだ。
すると黒木君が私に気がついたみたい。
一回アイコンタクトをとり、口パクで、
『コンビニで待ってる』
と言っているように私は思った。
最後はお決まりのウィンク。
周りの生徒はこんな大きな声が出せるのかというほどの歓声をあげた。
そして私にウィンクをしてくれた、私にしてくれただのともめ始めた。
ふと門を見てみるともう黒木君の姿は見えなかった。
よし、私も今のうちに行こう。
私はまた女子の大群をかき分け、靴に履き替えて秀明を後にし、ここから1番近いコンビニへと急ぐ。
______今は5月______
中学2年生になった5月はもう桜は散り、木にはまた新しい葉を生えさせようとしている時期だ。
今の時間帯はまだ少し薄暗く、電灯が街を照らしている。
そして少し寒い、春の終わりの風が私の髪をなびかせている。
私の中学2年生、どんな1年になるのかな。
どんな思い出になるかな。
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ミッキ(プロフ) - 復習が復讐になってますね (2022年7月16日 15時) (レス) @page22 id: 309455b65e (このIDを非表示/違反報告)
莉彩 - 私もいつか書いてみたいです (2022年2月23日 15時) (レス) @page33 id: c5d006ac64 (このIDを非表示/違反報告)
莉彩 - とっても面白かったです。マカロンyさんのほかの作品もよんだけどどれもおもしろかったです (2022年2月23日 15時) (レス) id: c5d006ac64 (このIDを非表示/違反報告)
ooooooooo - って、他の人が言ってましたね^^; (2022年2月13日 22時) (レス) id: 5ba6c307c9 (このIDを非表示/違反報告)
ooooooooo - 復習が復讐になってますヨ (2022年2月13日 22時) (レス) @page22 id: 5ba6c307c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカロンY x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1
作成日時:2018年10月2日 5時