【ハイキュー】清水先輩、お呼びですよ【烏野】

『23話ー』澤「やる気出せー」 ページ25

貴女side


体育館に戻ると、まだ試合をしている学校があった。私は烏野の最後の試合を途中までみて手伝いに行ったからな………


結局追い返されたわけなんだけど









『音駒と………あれどこだっけ。………学校名ちゃんと頭入ってねーな』









烏野と森然が片付けをしてる……私もやろ


そばに置いてあったボールを手に取り、ふと考える



バレーボール触ったの久しぶり、かも



昔、みんなと練習してた。懐かしい記憶


1回だけ、それならいいよね




丁度コートの端っこにいるし………


アウトラインから6歩下がって、向かいのコートを見る


狙うのは、端っこ。西谷じゃない反対側、月島か日向がいる方




ボールを高く上げて助走する


この感じ懐かしい



いい、感じ




ﾄﾞｯ!!




よし、狙い通り。これで月島か日向、吹っ飛ばせたらいいんだけどね


ボール取りに行かなきゃ









西「え、A………！？な、なんだそのサーブ！！」





『はぁ？チビに言うか』





縁「今の何？」





『昔練習してたジャンプサーブ。まぁやっぱりちょっと威力落ちたな』





田「やっべぇ音してたぞ………！？」





『………私、加減出来ないんだよね。常に全力だから、手が抜けないし、パワーがついたら威力も上がる

今はちょっとパワー落ちてたし、久しぶりだから手がめっちゃ痛い』









いたぁ…………利き手が左じゃなくて良かった。こんなのやったらさっき切ったとこ大出血だよ……


はぁ、烏野がうるさいから早く片付けて戻ろ









黒「A！！避けろ！！」





『私に避ける選択肢があるかよ。よっ、と』









ﾄｯ、と軽やかな音がしてボールが上がる


まぁ、ちょっとだけ感覚鈍ったぐらいで済んだか



状況をいうとあの銀髪ヤローがボールを吹っ飛ばした私の所に飛んできた

ボール私大好きかよ


ま、それをレシーブしたんですけど









黒「サンキュー！」





『てんめ私が何年ボール触ってないと思ってんだこのトサカ！！』





澤「い、や。お前、それはマジか？」






『まじまじのまじですけど。もう3年近く触ってないです』






菅「それで今のボール綺麗に、”セッターの”ところまで返したの………？」





『えっ、セッターのところに返すのは普通ですよね？』





田「なにこいつ怖い」









それから質問攻めにされた私は、音駒の試合が終わるまで食堂にいけませんでした。チャンチャン。

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