【ハイキュー】清水先輩、お呼びですよ【烏野】

谷「22話でありますっ！」『私もこういう初々しい可愛さ取り戻したい』 ページ24

谷地side


A先輩はすごいです…！

あの早い試合の展開を、全部写真に撮ったかのように覚えていて

さらに試合の始めに出てきたもう1冊のノート


あれはすごくボロボロで、表紙に「他校研究ノート」って書いてあった

全部まとめてるのかな……？



それを取り出した瞬間、安心したように清水先輩が言ってきた









清「よし、じゃあ試合はAちゃんに任せて、私達はドリンクとかの別の仕事やろっか」





谷「っあ、はい！」









多分信頼してるんだと思う。練習試合のときはA先輩がコートに張り付いて、清水先輩は集中切らさないように違う仕事してるのが多いんだって


なんでそうなんだろう、って思ったけど、仕事中のA先輩をみたら理解した




すごく楽しそう。




どうやら昔にバレーをやっていたらしくて、知識もあるし好きだかららしい


プレーしてたからこそ、今の烏野の早い展開の試合もついていけるって



その実力を認めてるから私は任せてるんだ、そう言って清水先輩は笑っていた









『おぁぁぁ！！し、清水先輩！！指切っちゃいました！！ばんそうこうあります！？』





清「はい。やっぱりAちゃん選手の方に行ってていいよ？どの道1人はアッチいた方が言い訳だし、キッチンも狭いし……」





『や！でもやりますよ！！』





雪「潔子ﾁｬﾝ……正直に言った方がいいと思う………」





清「じゃあごめん。このままだと間に合わないからAちゃんは選手の方見てて」





『はい…』









なんでもできるって思っていたA先輩はどうやら料理が苦手らしいです


というか、いわゆる女子力とか言われるものが皆無らしくて……裁縫もできないとか



作る前にA先輩が言ってた


『今日の私は一味違いますからね、清水先輩！！』


ってのはそういうことだったんだ……









清「あの子バレーのことになると軍を抜くのに、こういったことだとこっちがビックリするぐらいできないのよね………」





雀「なるほど……だから基本マネの仕事に顔出してこないと………確かにこうも時間かかるなら私達だけでやった方が早いね」





清「ごめんね…」









清水先輩苦労してたんだなぁ………


多分普段の合宿の時もそうだよね……あ、確かあの時は武田先生が手伝ってくれたって



A先輩、武田先生よりも女子力低いの………？



なんだか先輩の新しい一面をしれて面白くなって、少しだけ笑ってしまった

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