▼.第27話 ページ29
一松「『彼女は我々の掟を破り、ターゲットに情を移したことに加え、仕事を放棄した。
よって、彼女を失格とし、処すことを命ずる。』
…って、書いてあるよ」
一松はぱっとその文書を手放す。
それはひらひらと舞い、床に音もなく落ちた。
―――内容については、なんとなくそうだろうと感じていた。
これまでも、仲間が“失格”として死んでいくのを見てきていた。
しかしいざ自分がそうなるとやはり、体の震えが止まらない。
このままでは私もカラ松さんも死んでしまう。
そうなってはもう2度と話すことも、温もりを感じる事も出来なくなる。
私は落ちた鎌を拾い上げ、ゆっくりと立ち上がった。
刃先を一松に向ける。
一松「…抵抗するつもり？」
A「…そうじゃなかったらこんな事してません…！」
一松「でも…もうAの死神としての権利は剥奪されてる訳だし、その鎌は使わせないよ？」
彼がそう言った途端、手にした鎌が何かに弾かれるように飛んでいった。
一松「もう諦めた方がいいんじゃない？」
コツ、と靴を鳴らしながら一松は少しずつ近づいてくる。
分かっている。今の私じゃ一松に勝てない。
A「…それでも、私は、彼を守るんですｯ！」
カラ松「！」
一松「…随分ご執心だね。…ねぇ、おそ松、いるよね？出てきなよ」
ステンドグラスの方を指さして一松は言った。
A「…おそ松……？」
＿＿＿＿
更新遅れて本当に申し訳ございません(´；ω；｀)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サクラ - これのアフターストーリーが読みたいです！ (2017年4月24日 21時) (
レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 望 心己さん» ありがとうございます！更新(そして返信)遅れてすみません〜(>_<)頑張りますね！ (2017年1月9日 22時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
望 心己 - 面白いですね! 楽しかったです! 頑張って下さい! (2016年12月18日 16時) (レス) id: a64fa2085a (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 黒バイさん» カラ松「ああ、心配をかけたな。傷は負ったがなんとか生きてるぞ。」だそうです…！よかった！！(( (2016年8月8日 18時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - カラ松様！無事ですか！？ (2016年7月29日 9時) (レス) id: dcb396dc31 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まかろ | 作成日時：2016年4月30日 15時
