▼.第20話 ページ22
その足音を聞いた瞬間、トド松はさっと顔を青ざめた。
トド松「この足音…まさか…」
どうやら心当たりがあるらしい。
堕天使だからこそ感じ取れるものがあるのだろうか。
足音はゆっくりと大きくなっていき、部屋の前でぴたりと止まった。
え、嘘でしょ、入ってくるの?
私はごくりと息を呑む。
扉が開くその一瞬が、いやに長く感じた。
扉の向こうに立っていたのは、真っ黒なマントを身にまとった―――
トド松「死神…一松…!!」
トド松はどうやら震えているようだ。
そんなに怯えるほど、こいつはヤバイのか。
一松「…堕天使トド松。」
トド松「…っ」
一松「お前に用はない。去れ。」
身構えたトド松に、死神は吐き捨てるように言った。
その言葉を聞いてすぐ、トド松はばっと外へ飛び出して行った。
…つまり用があるのは、私。
一松「…よう、シスター。」
にやっと口角を上げて、彼は言った。
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サクラ - これのアフターストーリーが読みたいです! (2017年4月24日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 望 心己さん» ありがとうございます!更新(そして返信)遅れてすみません〜(>_<)頑張りますね! (2017年1月9日 22時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
望 心己 - 面白いですね! 楽しかったです! 頑張って下さい! (2016年12月18日 16時) (レス) id: a64fa2085a (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 黒バイさん» カラ松「ああ、心配をかけたな。傷は負ったがなんとか生きてるぞ。」だそうです…!よかった!!(( (2016年8月8日 18時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - カラ松様!無事ですか!? (2016年7月29日 9時) (レス) id: dcb396dc31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まかろ | 作成日時:2016年4月30日 15時