▼.第9話 ページ11
A「チョロ松さん、って言うんですか。
なんか、可愛らしい名前ですね」
ふふ、と笑って言う。
しかし女神様――チョロ松さんは軽くため息をついた。
チョロ松「あまりこの名前、好きじゃないんです。…ある事を思い出してしまうから。」
A「…ある事?」
チョロ松「…いえ、なんでもありません。気にしないでください。」
よく分からないが、自分の名前が好きではないということでいいのだろう。
チョロ松「…あの、もういいですか」
チョロ松さんは少し暗い顔をして言った。
どうやらあまり話す気分ではないらしい。
私はこれ以上長々と話しても迷惑かと思い、教会に戻ることにした。
教会をずっと離れてるわけにもいかないし。
A「じゃあ、そろそろ戻ります。」
チョロ松さんは、お気を付けて、とだけ言った。
帰り道、木々の間から差し込む陽の光は、少しだけ弱まっていた気がした。
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サクラ - これのアフターストーリーが読みたいです! (2017年4月24日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 望 心己さん» ありがとうございます!更新(そして返信)遅れてすみません〜(>_<)頑張りますね! (2017年1月9日 22時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
望 心己 - 面白いですね! 楽しかったです! 頑張って下さい! (2016年12月18日 16時) (レス) id: a64fa2085a (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 黒バイさん» カラ松「ああ、心配をかけたな。傷は負ったがなんとか生きてるぞ。」だそうです…!よかった!!(( (2016年8月8日 18時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - カラ松様!無事ですか!? (2016年7月29日 9時) (レス) id: dcb396dc31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まかろ | 作成日時:2016年4月30日 15時