▼.第5話 ページ7
時が過ぎるのはあっという間であり、外はすっかり闇に包まれていた。
カラ松さんに先に家へ帰ることを告げれば、彼は
カラ松「おう、またな」
と言って微笑んだ。
…その笑顔を見て、心臓が飛び跳ねそうになったのはきっと何かの間違いだろう。
未だばくばくとうるさい心臓を抑えながら、苦し紛れに口をついた言葉は、
A「ちゃんと施錠してくださいね、ここ。」
だった。
いや、カラ松さんはそんな間抜けじゃないし何言ってるの私。
カラ松さんは頭にはてなを浮かべながらもおう、と返してくれたが…
正直、穴があったら入りたい。
A「はぁ…」
ため息をつきながら私は、真っ暗な道を足早に歩く。
森の近くに建つこの教会は、とても不気味だ。
関係者の私でも直視出来ないほど、何か恐ろしい雰囲気がある。
――早く、帰ろう。
私は下を向きながらさらに早く足を進め、やがて走り出した。
「――闇に恐怖を抱くなんて、アンタらしくもない」
後ろで誰かが呟くのも気づかずに。
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サクラ - これのアフターストーリーが読みたいです！ (2017年4月24日 21時) (
レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 望 心己さん» ありがとうございます！更新(そして返信)遅れてすみません〜(>_<)頑張りますね！ (2017年1月9日 22時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
望 心己 - 面白いですね! 楽しかったです! 頑張って下さい! (2016年12月18日 16時) (レス) id: a64fa2085a (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 黒バイさん» カラ松「ああ、心配をかけたな。傷は負ったがなんとか生きてるぞ。」だそうです…！よかった！！(( (2016年8月8日 18時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - カラ松様！無事ですか！？ (2016年7月29日 9時) (レス) id: dcb396dc31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろ | 作成日時：2016年4月30日 15時
