俺の彼女にしたい２

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ホテルの跡地には

三人だけしかいなかった

『………』

なつ「………」

誠一「………」

誰も口を開こうとはしない

言葉をどうかけるべきか？

皆そんな事をきっと考えている

しばらくして…

なつ「ねぇ、A」

なつが沈黙を破った

『何？』

なつ「…記憶…取り戻せた？」

私の…記憶……

『うん、今までの事が悠に吹き込まれたりして変わっていたり……過去の事も全部思い出した』

なつ「そっか、本当の誠一の事も思い出したようだね…あのさ…A」

真剣な顔で私を見るなつ

『うん』

なつ「今は…ＨＡＰＰＹ ＥＮＤになってる？」

うーん…

『どちらとも言えない…かな？』

なつ「それは…真実を知ったから…？」

『ううん、まだ淳に会えてないから…解らないだけ』

なつ「……そ、そっか！淳のいる場所はまだ…？」

そうだった…ここだと思っていたら…

『ここだと悠に聞いたから行ってみたら…その…』

そこまで言うとなつは、話を悟って

なつ「急いで会って来るといいよ、淳は＿＿＿＿＿にいるから」

…！

『解った！ありがとう、なつ』

なつ「場所は、誠一が知っているから、誠一と一緒に行ってきてくれる？」

誠一「……お前は？なつ」

なつ「ごめんね、大事な用事があるから…」

そう申し訳なさそうに謝るなつ

『ううん、また今度、一緒に行こう』

そう言うとなつは満面の笑みで

なつ「うん、いってらっしゃい」


そう言って、手を振ってくれた

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