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五話 ページ5

鐘の音で講義が終わった。

素早く教本とノートを閉じて、鞄の中にしまうってスマートフォンを取り出す。

既に友達からは『ホール前で待ってるね』とLINEが届いてた。

少し急ぎ足でホール向かうとホールには既に沢山の学生がいた。

『Aちゃん!』

友達の蜜璃がホール横の看板で手を大きく降っている姿を見つけて少し安心する。

『お待たせ。凄い人だね』

『全然待ってないわよ、行きましょ』

と手を引かれホールの中の人に飲み込まれていった。

今日このホールで行われるのは、この古びた人だけはかなり多いだいがくの1番の鼻型である軽音サークルの新入生歓迎ライブ。

新入生達はこぞって来ているのか、かなりゆとりのあるはずのホームは人でいっぱいいっぱいだ。

見るからに新入生じゃない人もいるから、それだけ魅力的なのであろう。


それにしても、女子が多い。

頭の中で思っていた事が声に出てたみたいで、蜜璃な反応する。


『軽音サークルはね、イケメンな先輩が多いらしいこよ!だからみんなキュンとしにきたのよ!』

って煉獄先輩が教えてくれたのと頬を手に当ててキャーと言った形で教えてくれた。

ちなみに、煉獄先輩というのは高校時代の先輩らしい。

そろそろ始まりそうねとワクワクしてるの蜜璃横で、私にはこうゆうサークル合わないよなぁとぼんやり考えているとホールが暗くなりステージがライトアップされると共に爆音の音楽が始まる。

まわりの歓声が大きくなり、いよいよライブがはじまった。


しかし、それには圧倒されずステージにいるただ1人だけを見つめた。

『小芭内君…?』

私の漏れた小さな声は誰にも届かない。

ステージの左端でベースを掻き鳴らす男性に、幼き日の自分の思い出の中にある人物が重なった。

思い髪と黒のマスクで顔は少し見えにくいが、左右で色の違う綺麗な瞳はあの日の彼と同じ瞳だ。

夢見ていた夢が現実になる瞬間。

私の中の止まった時間が動き出したような気がする。

結んだ髪に映える沢山のピアスをした彼がどうしようもなくカッコよくて、再び貴方に恋をした。

六話 ※→←四話 ※



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設定タグ:鬼滅の刃 , 伊黒小芭内 , 現パロ   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 終わりが急wwその続きもきになる (2020年4月10日 11時) (レス) id: ea7e86981b (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです! (2020年2月3日 21時) (レス) id: b575dccd32 (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - とてもおもしろいです。続き待ってます! (2019年12月18日 21時) (レス) id: 1f2db930a1 (このIDを非表示/違反報告)
めぃ(プロフ) - 面白いです! 頑張ってください! (2019年12月3日 18時) (レス) id: c8a1884f09 (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白いです!更新頑張ってください! (2019年11月24日 16時) (レス) id: 1fd7ff5cc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月見 | 作成日時:2019年11月14日 15時

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