蛇とピアス【伊黒小芭内】 (ページ4)

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四話 ※ ページ4

『明日は新入生歓迎ライブですので、張り切っていきましょーーーーーーーーーーう！』

乾杯との声で！多数のビールグラスがカチンも響きあった。

明日の新入生歓迎ライブの前の景気づけとして、サークル後の飲み会。

サークルメンバー40人ぐらいで居酒屋の大きな一室を使っている。

部長の宇髄は『ド派手に呑めよ！』とその辺のメンバーに早速だる絡みをしている。

明日はライブなのに大事か、

まぁ新入生歓迎ライブお疲れ様会もやるであろうのに.......

本当にこのサークルは呑んでばかりだ。

不満を口にしないまま一人晩酌をすすめるていると、隣に座っている不死川から『1人楽しくなってるなァ』と腕を組まれた。

酒臭いと離そうとすると、『明日は楽しみだな』って俺が使っていた箸を使ってそのまま自身の口へ唐揚げを運んだ。

『だる絡みなら冨岡にしてくれ』

モグモグしながら、それは嫌だと言いながらそのまま食べ終えた。

どいつこいつもと一息つくとニヤニヤ顔の不死川に見つめられているのとに気づく。

『首元に跡ついてんぞォ』

首？なんの事だと考えていると『伊黒クンは大人ですね～』と酒をすする。俺の酒を呑むな。

きっと昨日寝た女に付けられたものだろう。
無駄に跡つけやがって。名前すら覚えていない女に苛立ちを覚える。

大事な新入生に手を出すなよと、結局酒をカラにした不死川に黙れと睨み付けて普段は飲まない甘いソフトドリンクを一気飲みした。