クロ廃のための短編集3(閲覧注意)

失って初めて気づくもの2 ページ7

カ｢Aちゃん？｣


私は途方に暮れていたところ、気がついたら前にカノがいた。


A｢カノ････!!!｣


私はカノに抱きついた。

しかし････


カ｢ねぇ、触んないでくんない？てか、お前ウザいんだけど｡｣


A｢えっ･･････？｣


私は耳を疑った。


カノ････嘘だよね？


カノは私を好きな筈でしょ？


ねぇ!!!!


カ｢誰がお前みたいなブスと付き合うんだよ。僕はキドや如月ちゃんやマリーやエネちゃんみたいに可愛い子と付き合いたいの!!でもさ、お前も一応女じゃん？悪い気はしなかったけど、付き合わなきゃ良かったわーw｣


ケラケラと笑うカノ。


A｢酷い!!!最低じゃん!!｣


カ｢最低なのはどっちだよ･･･クロハ君、捨てたのは君だよ？お前も僕と同じ穴の狢。あ、さっきのクロハ君は僕が欺いただけだからw 騙されてバカじゃない？w｣


A｢私････クロハに･････ﾎﾟﾛﾎﾟﾛﾎﾟﾛ｣


クロハ････ごめん･･･ごめんなさい･･････｡


もう････私の事････好きになってくれないよね。

私････大切なものまで失っちゃったんだ･････｡



もう･････クロハは帰ってこない。


何故なら、私が捨てちゃったから･････｡


カ｢キド〜出てきなよ｡｣

キ｢はっ･･･哀れだなw カノは俺の彼氏なんだ。勝手に取らないでくれないか？この泥棒猫が｡｣


キドが私に平手打ちをしようとした････｡


私は咄嗟に目を瞑った。

しかし･････痛みはやって来なかった････｡


ク｢A、大丈夫か？｣

クロハが私を庇ったからだ。

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