バーテンダーの苦悩4 ページ13
俺はディーラーから渡された金を床にぶちまけ、飛び出そうとした。
A「待ちな!!」
あの女に腕を掴まれた。
A「あんた・・・逃げるつもりか?勝者なら大人しく現実を受け入れろ。」
俺は勝ちたくなかった・・・・・もうやめてくれ・・・・
A「あんたは逃げれば気が済むよ?だが負けた者はどうだ?敗北感を味わった事がない奴に敗北を味わう事は出来ない・・・・勝者である自分を精々足掻く事だな。」
その言葉は俺の胸に酷く突き刺さった。
勝者・・・・・か・・・・。
ク「ははは・・・やっぱあんたにはかなわねぇな。」
グイッ
ク「とでも言うと思ったか?バーカ。」
俺は女を引き寄せた後に壁際に追い詰め舌を出して嘲笑った。
ク「生意気な女だな・・・気にくわねぇ・・・そのプライドへし曲げてやろうか?」
A「好きにしな。あんたは闇を抱えている。 なら・・・したいようにすればいい。」
ク「その態度が一々苛立つんだよ!」
お前は好きでもない男にこんなことされて嫌じゃねぇのかよ。
A「媚びる女は嫌われるから生憎あんたのこと好きじゃないって言っとく。」
ク「可愛くねぇ女。俺はお前からだったら好かれても良いんじゃねぇかなって思ってるよ。」
こいつ・・・よく見ると結構俺の好みのようだ。
A「なっ/////////」
ク「やっと照れたな。可愛いじゃん・・・ニヤッ」
女の耳元でそっと囁いた。
俺は咄嗟に女の唇を奪い舌を入れた。
酒と煙草の味がお互いの口を行き来し混ざり合う。
あまりの美味さに俺はこいつとのキスに病みつきになりそうだ・・・。
A「スッ・・・私、実はスナックのママでAって言うんだ。あんたみたいな奴いっぱい見て来たからまた息詰まったらここにおいで。」
ク「そうか・・・・この辺にさ・・・いいとこ知ってんだけど来るか?」
A「あぁ^^いいよ。存分に相手してやるから^^」
そうして俺達は手をつないで夜の街に消えていった。
俺はそれから仕事でもイライラしなくなり、煙草を辞める事にも成功したよ。
ラッキーアイテム
革ベルト
13人がお気に入り
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
1 0 968 - 萌えました! (2017年7月28日 15時) (レス) id: efef187557 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎日々(プロフ) - コノハなうさん» コメント有難う御座います!はい^^頑張ります! (2015年4月6日 23時) (レス) id: fe546c0bbb (このIDを非表示/違反報告)
コノハなう - 更新がんばれ (2015年4月4日 12時) (レス) id: 854948b4f0 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐねこ(プロフ) - Fooooooo!!!!!クロハさんイケメンです!!その文才を私にも少し分けてくだs(((陽炎日々さんのクロハさんはちょっぴり大人の要素も含んでてもう鼻血がヤバいです////((殴 (2015年3月29日 16時) (レス) id: 8169b002a5 (このIDを非表示/違反報告)
歌南 - 面白いです!更新頑張って下さい! (2015年3月28日 23時) (レス) id: bd828a1940 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:陽炎日々 | 作成日時:2015年3月24日 20時