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凪砂「……何もしてないよ」
低い声が響いたことで、思考が引き戻される。
…危なかった。
『あんた…真緒に何したんだ…！』
ぶあっと殺気が膨れ上がるのが、自分でも分かる。
茨がいるからあいつにはもろ分かりだろうけど。
…でも、仲間をこうやって傷つけられて黙ってるほど馬鹿じゃないよ。
けど、"凪砂"とか言うやつは俺の顔をまじまじと見て、興味深そうにこう呟いた。
凪砂「……君、茨とよく似ているね。まるで兄弟みたい」
茨「あっはっは！閣下、それは失言というものですな！撤回して頂きたい」
『…俺も茨と兄弟とか死んでも嫌なんで。やめてもらっていい？』
茨「A、後で自分とお話しましょうか？」
茨がにっこりと俺に向かって笑うから、ビシッと中指を立ててやりました。
北斗「…俺たちの仲間に何をした、元fine？」
凪砂「……悪意を感じる言い方だね、ホッケーマスクくん。……いや、氷鷹北斗くんか。あと明星スバルくんと、遊木真くん。…それから、茨の兄弟子、紫垣Aくん」
肩が揺れそうになるのを、必死に我慢する。
……今反応したら負けだ。
凪砂「……君たちの名前は覚える価値がある。でも、この子は駄目だね」
俺の代わりに、真緒の肩が揺れた。
…こいつ、何を言い出すんだ？
凪砂「……彼はどうせそのうち、君たちについてこれずに置き去りにされて消え失せる。……でも、哀しむ必要はないよ、彼の代理はいくらでもいるから」
『…いないよ。真緒は真緒だ。Trickstarに真緒がいないなんて、そんなのTrickstarじゃない』
凪砂「……そうかな」
"凪砂"ってやつが不思議そうに首を傾げた。
…ムカつくなぁぁぁぁ…なんなのこの人。
凪砂「……確かに、Aくんの言うことも一理ある。けれど、自分が星だって勘違いした憐れな懐中電灯の光に、いつまでも拘泥しなくてもいいと思うんだ」
『…おまえ……！』
茨「アーイ、A！そこまでにして頂けますか？閣下も、少しお言葉を柔らかくして頂きたい！」
思わず胸ぐらを掴みそうになった俺の腕を茨が掴みあげる。
…くそっ……茨さえいなけりゃ、1発ぶん殴ってやったのに…！
とりあえずお互い頭を冷やそうってことでAdamのレッスン室を後にしたわけだけど。
…乱凪砂、か。
絶対許してなんかやらないからな。
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さや - 了解です！ありがとうございます！ (2021年10月31日 9時) (
レス) id: 0ecd0e312f (このIDを非表示/違反報告)
魚 - さやさん» リクエストの件ですが、そんなにすぐには書けないと思います…大蛇が完結でき次第新作として出せるよう準備中ですので、お待ち頂ければと… (2021年10月31日 8時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
さや - 魚様Ra*bitsの小説は書けないのでしょうかそれと、少しの間更新されていなかったので心配しました〜！ (2021年10月30日 20時) (レス) id: 0ecd0e312f (このIDを非表示/違反報告)
鮭 - なるほど…茨ですか…同担拒否過激ツンデレ厄介オタクになること間違いありません(真顔) (2021年10月20日 18時) (レス) id: 65b465303e (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - 鮭さん» 作者的には、茨が過激派限界オタクしてたらめちゃくちゃおもしろいな〜…と思いますね（真顔） (2021年10月20日 17時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2021年9月26日 12時
