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さらっと投げかけられた言葉に、全身が総毛立つ。
気づけば、シャリシャリとアイスをかじる朔間先輩の首筋に、持っていたナイフをあてがっていた。
零「おお怖い怖い。我輩年寄りじゃから、もうちょっと優しくしておくれ」
ナイフを首筋に当てられているにも関わらず、朔間先輩はなんでもないようにアイスを齧り続けている。
…なんでバレたんだろ。
『…何故知ってる』
零「分かる者には分かるじゃろうな。目線や足の運び方、歩き方。そういったものから予測は可能じゃ。そういうものは自然に身につくものではあるまい」
＿＿＿まぁ、五奇人の面々くらいしか分からんじゃろうが
そう呟く朔間先輩の声には一切気づかなかった。
…確かにそうだ。
しくったな。
足を運ぶ位置、目線の配り方、気配の探り方。
そういうのは全部軍事訓練での賜物だから。
バレたらどうすればいいんだっけ。
……消す？
『…俺が軍人だからってどうするつもり。スバルとか北斗に言う？』
零「言わんよ、何も。ただのぅ…おぬしも、きっと輝けるんじゃよ。ただ今の環境が良くないだけで、のぅ？」
アイスを食べ終わった朔間先輩が、アイスの棒で俺を指した。
零「おぬしも、輝きたいんじゃろう？」
首筋に当てられているナイフをアイスの棒で退かして、朔間先輩は俺に向き直る。
その真紅の瞳に貫かれて、足が動かなかった。
零「紫垣くん。おぬしが変えるんじゃ。この時が止まったままの夢ノ咲学院を。おぬしの仲間と共に。よいか。ここは戦場じゃよ」
もう放課後じゃな、と呟いて朔間先輩が立ち上がる。
そのまま彼は温室を後にしたけど、俺はそこから動けなかった。
…意味が分からない。
なんでここが戦場なんだろう。
………発砲音が鳴り響いてる訳でも、誰かの血が流れる訳でもないのに。
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魚(プロフ) - あお^さん» ありがとうございます…！確かにそこが二次創作の醍醐味ですね笑 (2021年9月10日 17時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
あお^(プロフ) - 私には考察という高度なことはできませんが、毎話楽しみにしています。魚さんのお話を元に妄想するのが楽しいです！本家では見られないキャラの意外な一面が見れるのが、二次創作の利点だなと思いますw (2021年9月8日 15時) (レス) id: e8bb8daa61 (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - カズキさん» ありがとうございます！うわー！考察して下さると書きがいがあります！更新頑張りますね！ (2021年8月26日 21時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - 凜々さん» ありがとうございます！！更新がんばりますね！ (2021年8月26日 21時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
カズキ - 更新お疲れ様です！お話全て拝見させて頂いております！勝手ながらに考察なんかもさせてもらっていて笑どの話も深くてとても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年8月23日 15時) (レス) id: 65b465303e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2021年8月18日 17時
