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Aside
ESの地下ライブステージ。
まだお客もほとんど来ていない直前リハーサル中。
えいち先輩とわたる先輩が楽しそうに中央でくるくると踊ってる。
ああもう…楽しそうだなぁ…
桃李「Aさま〜」
『うん？』
ステージの端で今日の動きを確認していた俺の元に、桃李くんが駆け寄ってきた。
珍しく弓弦と一緒じゃないのか、と思って見れば、弓弦はどこかに連絡をしてるみたいで。
その隙をみて来たのかな。
『どうしたの？』
桃李「うん、あのね？ありがとう！」
なんの脈絡も無しに紡がれた言葉に、反応が遅れた。
何かしたっけ？
『…え？』
桃李「Aさま、今回いっぱい頑張ってくれたでしょ？だから、ありがとう！Aさまのおかげでまた弓弦が笑ってくれたんだよ！」
えへへ♪と笑いながら抱きついてきた桃李くんを抱きとめつつ、俺はイマイチ話の流れが掴めなかった。
…俺、今回の件でなんかしたっけ？
弓弦が笑えたのは俺のおかげでも何でもなくない？
あいつが自分で解決して出来たことじゃん。
俺は何一つ、してないんだけど…
弓弦「いいえ、わたくしはAさまに救われたのですよ」
俺の心の声を読んだかのように、弓弦が言いながら近付いてきた。
その顔は安堵の表情を浮かべていて、なんだか楽しそう。
弓弦「あの時、Aさまはずっとわたくしを心配して下さっていたでしょう？何度も声をかけて下さって」
…そうだな。
事務所で時折ため息をついてた弓弦が心配で、エゴだと…偽善だとは知りながら何度か声をかけた。
＿＿＿大丈夫？何か俺に出来ることはある？
なんて。
……今から考えればなんてくそみたいな声掛けなんだろうって思う。
だって、自分でさえどうにも出来ない事なのに、他人にどうこうできる問題なわけないじゃんか。
弓弦「そうして声をかけて下さっただけで、わたくしは救われたのです。わたくしは、1人でどうにかしなければと思っていたんです。
けれど、Aさまがあのように声をかけて下さって……ああ、わたくしにはこうして声をかけてくれる人がいるのだと、そう思えたのですよ」
弓弦が桃李くんの頭を撫でる。
そうして顔をあげた弓弦は、やっぱり幸せそうだった。
桃李「だから、ありがとうなんだよ！」
渉「そうですよぅ？」
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魚(プロフ) - 火鉢さん» これは入れねばならない！という謎の使命感でして…（？）ありがとうございます、頑張ります！ (2022年1月29日 17時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
火鉢(プロフ) - 遺影でいぇ〜いに吹きましたwwwwこれからも応援してます！！ (2022年1月27日 17時) (レス) @page25 id: 12a5383ef1 (このIDを非表示/違反報告)
るり - お返事ありがとうございます。承知いたしました (2021年12月28日 22時) (レス) id: 0ecd0e312f (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - るりさん» ご質問ありがとうございます！ネタバレになってしまうので、お答えするのが難しいです…申し訳ありません。ご承知おき下さると嬉しいです (2021年12月28日 21時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
るり - 質問なんですがサンクチュアリでは夢主くんはどの立場になるでしょうか？日々樹さんと同じ記憶を無くすまたは、桃李くん達と遊園地を楽しむ。返事楽しみにしています (2021年12月27日 23時) (レス) id: 0ecd0e312f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2021年4月15日 7時
