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真緒「A〜？寝てる？」
『……起きてる』
真緒「何でだよ…寝ろってば」
保健室に入ってきた真緒にそう返せば、頭を小突かれた。
痛てぇ。
真緒が傍に椅子を持ってきて、そこに座った。
『…トリスタのレッスンは？』
真緒「転校生が見てくれてる」
『いやそうじゃなくて……真緒はレッスンしなくていいの？って』
真緒が俺の額に手を置いて熱を測ってる。
ん〜〜…？とか唸りながらやってるけど、熱はないと思うぞ。
『SS出場決まったんだからさ。レッスン出なきゃじゃん。ねぇ、真緒ってば』
真緒「ちゃんと聞いてる。確かにレッスン出なきゃダメなんだけどさ〜」
真緒が俺の額から手を退けて、ちょっと困ったみたいに笑った。
真緒「お前、さっき逆先と自販機前で話してたろ？俺たまたま聞いててさ。……それで、また傷ついてんじゃないかなって………ごめん、余計なお世話だったか？」
ごめんな〜…って笑う真緒の手を握った。
…俺、良かった。
こいつに全部話して、本当に良かった。
『……んーん、ありがとう…居てくれると、助かる』
真緒「……そっか。大丈夫大丈夫。Aはちゃんと人の気持ちとか痛みとか分かってる人だよ。一見分かりずらいけどさ…俺はちゃんとわかってるから」
真緒の言葉に安心して、俺はまた目を閉じた。
閉じた反動で目から溢れた涙が頬を伝って枕を濡らしていく。
真緒の大きな手が俺の頭を撫でていくのを感じながら、今度は逆先くんの言葉を思い出すことなく、眠りについた。
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魚(プロフ) - 如月さん» ありがとうございます！頑張っていきます！ (2021年2月8日 8時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
如月 - すごい面白くて、すごい続き気になります！更新頑張ってくださいっ！！ (2021年1月31日 13時) (レス) id: 3ac1cdcc4d (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - るるるーさん» コメントありがとうございます！そう言ってくださるのが何よりも励みになります…！引き続き応援お願いします！！ (2021年1月17日 20時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
るるるー - 続編おめでとうございます！！ほんとうに面白くて毎日読むのが楽しみです！頑張ってください！引き続き応援しています…！ (2021年1月17日 19時) (レス) id: 86f11f0343 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2021年1月16日 17時
