起床 ページ7
『起きたかい!おはよう少年。』
「………
えっ?」
日が変わり、翌日。
今までとは違う屋根付きで畳のにおいが心地よい部屋で起きた中島。
あたりを見回して昨日の出来事を思い出そうとしたとき、ふと玄関からにゅっとウィリアムが現れた。
どうやら、中島の様子を見に来たようだった。
『朝起きてびっくりしただろう。
どうやらこの襤褸い建物は太宰くん達が所属している探偵社の社員寮のようだ。
全く。床はギシギシと鳴るわ窓から隙間風が入ってくるわなんて最悪な寮なのだろうね。
寝心地は最悪だっただろう?』
そういって自身がはいている靴下についた埃を丁寧に払う。
中島はコイツの価値観どうなっているんだと感じたがよく観察してみると。
昨日はそこまで注意してみていなかったが、ウィリアムは見ても分かる高級そうなスーツを着ていて、しかもきらきらと輝きが目立つ指輪をいくつかはめている。
きっと、どこかのお金持ちの類だろう。
そう中島は確信した。
自分とは正反対で生活に不自由はなく暮らせてきたんだろう。
それとは違って自分は…
そう自棄になる中島をウィリアムは蔑む目で一瞥した。
『…まあいい。さっさとその見苦しい服から着替えてそこの服に着替えたらどうだい。
それと、先ほど下で太宰くんに君を呼んでくるよう頼まれたから。
ほい、さっさと着替える。』
そういって、中島が抱きしめていた布団をはぎとり、枕元に置いてあった服を中島に投げる。
中島ははぎとられた布団を惜しみつつ服に着替えた。
・
『うえっくしょい!
埃がすごい…』
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NUMA - ドストさん好きです!更新楽しみにしてます!! (2018年8月3日 17時) (レス) id: 8fbd0af433 (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - 東雲まいさん» 是非ともしちゃってください!cv石田さんだから余計ラスボス感が凄いですよね(*´∀`*)ノこれからも更新頑張ってくださいね!お節介かもしれませんが体にも気をつけてくださいね(@^▽^@) (2018年4月2日 0時) (レス) id: aef3096be5 (このIDを非表示/違反報告)
東雲まい(プロフ) - マリアさん» ああああもうめっちゃわかります(´;ω;`)ドストさんラスボスだと信じてます、もうアガサさんでなくていいよ(かなり失礼)って思うくらいドストさんはヤバいです。もう好きです、大好きです(突然の告白)だからめっっちゃ小説内で贔屓するんですけどね(( (2018年4月2日 0時) (レス) id: 9e1b48ce1c (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - 東雲まいさん» 凄く分かります!私は、ドストエフスキーと太宰さん推しです!なんかミステリアスだしドストエフスキーはもうなんか、ラスボスみたいな?感じしません? (2018年4月2日 0時) (レス) id: aef3096be5 (このIDを非表示/違反報告)
東雲まい(プロフ) - マリアさん» 嬉しいですわ本当(´;ω;`)ウィリ爺をそういってくれると嬉しいです(勝手に名前かりてるだけだけど((()ミステリアス好きは私も分かります!!めっちゃ好きなんです!!!だから文ストの推しはドストなんです!!!((( (2018年4月2日 0時) (レス) id: 9e1b48ce1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東雲まい(アカウント変わりました。) x他1人 | 作成日時:2017年5月14日 21時