6話……脱走 ページ8
貴方『』ｸﾞｲｯ
相澤「何だ？」
貴方『個性って何ですか？』
相澤「ああ、個性っていうのはいわゆる、特殊能力という奴だ。今じゃ世界の約８割の人間が特殊能力を持っている。」
そうなのか。まさか人間も能力を持つようになったなんて…。
これは厄介だ。
ん？ということは、僕の個性って……
(赫子…？)
何故か僕は四つ全ての赫子を使える。
僕の個性はそれか？
だとしたら、……まずいな。
外へ出た瞬間、逃げるか。
荷物はここに置いてある。これをさりげなく持っていこう。
僕は人を襲って喰う化け物だなんて知られたら…
僕は終わりだ。
ごめんね、相澤さん。迷惑ばかりかけた癖に、都合が悪くなったらそそくさと逃げる僕のことを…
どうか……許してください。
僕は暗闇でしか、生きられないんだ。
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相澤「よし、ここなら大丈夫だ。個性、発動できるか？」
貴方「………………。」
相澤「……おい。大丈夫か「相澤さん」
相澤「…っ、お前、声が…」
貴方「短い間でしたが、ありがとうございました。お礼も出来ないこんな僕を、どうかお許しください。」
相澤「は？何言って…」
僕は、相澤さんの話を最後まで聞くことはなく、全速力で塀を乗り越え、外へ出た。
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ここまで来れば、大丈夫だろう。
屋根をつたってここまで来てしまったが、ここがどこだか全く見当もつかない。
それに、短い間にいろんな事がたくさんあったから、お腹も空いてきてしまった。
さて、どうしたものか…。
…もしかすると、人間の食物が食べられるようになったかもしれない。
というより、お金ってどのぐらい持ってたっけ…？
お財布見てみよう。
ﾊﾟｶｯ
……うわぁ。え？何これ、こんなにお金持ってたっけ…？
え？通帳まで入ってる。僕、口座持ってたっけ…？
いくら入ってるだろう。
……は？桁がたくさん…
一、十、百、千、万、十万、百万、千万……
……きっと気のせいだ気のせいという事にしとこう。
とりあえず、小銭はあるから、自販機で何か買って飲んでみようかな。
ﾋｭﾝ
ｽﾄｯ
よし、着地成功。
自販機はどこだろう？
あ、あったあった。とりあえず珈琲を買って、コーラを飲もうかな。
ｶﾞﾀﾝｯ
ｶｼｭ
ｺﾞｸｯ
うん。珈琲はやはり美味しい。では、コーラは？
ｼｭｯ
ｺﾞｸ
うぇぇぇぇぇ、まずい。これは駄目だ。
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やよkamika(プロフ) - いえいえ、嬉しいです！ありがとうございます (2018年8月18日 21時) (
レス) id: ff15e6367c (このIDを非表示/違反報告)
舞桜 夜(プロフ) - やよkamikaさん» 今回合理的って何回使っただろう……( ;´･ω･`)私も使ってみたかったんですごめんなさいぃぃ(´；ω；`) (2018年8月18日 21時) (レス) id: 9c9013e9b3 (このIDを非表示/違反報告)
やよkamika(プロフ) - きたぁぁぁあ!合理的！！！ (2018年8月18日 17時) (レス) id: ff15e6367c (このIDを非表示/違反報告)
舞桜 夜(プロフ) - 登場しました(*´∀｀*)ﾎﾟｯ (2018年8月18日 10時) (レス) id: 9c9013e9b3 (このIDを非表示/違反報告)
舞桜 夜(プロフ) - 相澤先生好きの皆様、早くも登場するかもです( *´艸｀) (2018年8月18日 9時) (レス) id: 9c9013e9b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞桜 夜 | 作成日時：2018年8月5日 18時
