5話……記憶喪失…？ ページ7
相澤さんからつげられたのは、身覚えが無いが、とんでもないほどの暴走だったということ。
今までそんな酷い暴走などした事など一度も無いのに、何故今？
幸い、赫子は出していなかったみたいだけど。
相澤「あんなに暴走していたから、個性が暴発するんじゃないかと心配したが、大丈夫そうだな。ところでお前、個性は何だ？」
……個性って何のことだろう。
口で言えない代わりに、首をかしげた。
相澤「…………やはりお前、ここの人間ではないな。何者だ？……ああ。そうだった。声が出ないんだったな」
相澤さんは、紙とペンを持ってきてくれた。
…………僕は、何者なんだろうか。
………兄を守るために、喰種になったのに。
……兄がいないのなら、僕の存在する理由が無い。
…ここは、多分、僕が今まで存在した世界ではない、別の世界なんじゃないか。
…きっと。そうなんだろう。僕は、一度死んだ。生物は、一度死んだらもう二度と生き返る事は出来ない。
…きっと、もう、兄には会えないのだろう。
…最初から、おかしかったのだ。僕は大抵、東京の都市の事なら、知らない場所など無いほどだったのに
…今では、全く知らない東京にいる。
…ん？別の世界って事は、喰種の事など誰も知らないではないか。
…食料が取り放題って事か。それは幸運だ。
……………ポジティブに考えよう。そうでないと、僕が狂ってしまいそうだから。
……ここはとりあえず、記憶が無いという事にしておこう。
貴方『分かりません。覚えていません。』
相澤「……記憶喪失か。何があったか、覚えているか？」
貴方『いいえ』
相澤「……そうか。…どうやら、お前は不審者ではないみたいだが、『保護対象』にはなってしまう。親がいないなら、親戚に引き渡した方が良いかとは思うが、思い出せないだろう？」
貴方『はい』
相澤「それに、その、あんてぃくとやらが家だったのに無いのだから、まぁ、俺達が預かるしかないんだ。校長先生にはお前の事は報告済みだから、安心しろ。」
貴方『ここは、高校なんですか？』
相澤「ああ。そうだ。ここは英雄高校という場所だ。とりあえず、お前の個性をみたい。外へ行くぞ。」
貴方「…………。」
『怪我人(仮)をいたわることはしないんですか』
相澤「合理的じゃないため、却下だ。」
何なんだ。この人……。
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やよkamika(プロフ) - いえいえ、嬉しいです！ありがとうございます (2018年8月18日 21時) (
レス) id: ff15e6367c (このIDを非表示/違反報告)
舞桜 夜(プロフ) - やよkamikaさん» 今回合理的って何回使っただろう……( ;´･ω･`)私も使ってみたかったんですごめんなさいぃぃ(´；ω；`) (2018年8月18日 21時) (レス) id: 9c9013e9b3 (このIDを非表示/違反報告)
やよkamika(プロフ) - きたぁぁぁあ!合理的！！！ (2018年8月18日 17時) (レス) id: ff15e6367c (このIDを非表示/違反報告)
舞桜 夜(プロフ) - 登場しました(*´∀｀*)ﾎﾟｯ (2018年8月18日 10時) (レス) id: 9c9013e9b3 (このIDを非表示/違反報告)
舞桜 夜(プロフ) - 相澤先生好きの皆様、早くも登場するかもです( *´艸｀) (2018年8月18日 9時) (レス) id: 9c9013e9b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞桜 夜 | 作成日時：2018年8月5日 18時
