41: 頼まなければ ページ42
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それから、姉は病みました。
自分が殺したのだと、殺したも同然と、姉は思い込み自分を責めました。
しかし、これは誰も悪くない。
それでも、自分が頼んだせい、自分が頼んだからこんなことに。
妹も頑張って姉を励ましました。
姉よりメンタルの強い妹は、早く立ち直ることが出来ました。
しかし、姉はさらに自分をせめ、「この出来事がなければよかった」と思いました。
そして、それは記憶として消されました。
例え方は人それぞれ。
絵の具で全てを塗りつぶされる、塗り潰された、と感じ方が違うのでしょう。
誰かに塗り潰されたのです。記憶を。
これが記憶障害の始まり。
中学に上がったとはいえ、まだ上がったばっかりでしょう。
姉は、6年の終わりごろまで忘れてしまいました。
もうその頃には、姉はもう部屋から出なくなっていました
抱え込みすぎたのです。
部屋から出ない姉を置いていき、妹はしびれを切らして家を出ていったのです。
親戚は、妹の事は甘やかし、姉は蔑んだ目で見て、扱いは手のひらをかえすように変わりました。
姉は久しぶりに部屋を出ました。
しかし、待っていたのは孤独で包まれた空っぽな部屋。
姉は、さらに自分のやった事を責めました。
そして、カッターに手を伸ばしました。
……姉も、異変に気付きました。
いくらやったって、痛みはなかったのです。
体から、脈をうった血は溢れます。
体から力が抜けました。
バタリと倒れました。
姉は、死ねるならこれでもいいんじゃないかな、そう
思ってもいいのかな。
何故か姉はそう思い、重い瞼を閉じました。
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みつ豆サブ(プロフ) - 猫好きのミンティアさん» 無痛症あるんですか！教えていただきありがとうございます！続き早めに更新します！ (2017年12月7日 16時) (
レス) id: a8ae1c5830 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きのミンティア - うろ覚えですが痛覚欠落障害に似たようなもので無痛症というものがありますよ！続き正座待機してます)^o^( (2017年12月7日 14時) (レス) id: 032370afdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みつ豆 | 作成日時：2017年11月1日 21時
