37:忘れられた… ページ38
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言ってしまえば、これは不法侵入に入るのだろう。
しかし鍵が空いていて、あれはあの子のSOSなのだ。
いつも、辛い時、ああいう声だった。
感情を歌に出すことが多かった。
だから。
実際スマホ片手に倒れているんだから。
顔色や、目の下の隈を見ると相当やばそう。
とりあえず、ベットに運びたいんだけど…。
寝室分かんない…。
とりあえずソファでいっか。
クッションを枕に、上に放ったらかしになってたタオルケットをかける。
『……あ…あ…、ゃだ……。』
何かから逃げるように声を絞り出すA。
「大丈夫、大丈夫だよ…」
ゆっくり手を包む。
手はひんやりとしている。
でも、とても冷えていて。
まるで氷みたいだった。
うーん、料理。
できるよね。炭はこの前卒業したもんね。
勝手にすいません、本当。起きたら事情説明します。
とりあえず食欲あるか分かんないし…。
野菜やコンソメの粉を出して、野菜を切り、コンソメを中に入れる。
スープくらいならきっと食べてくれる。
野菜入りの結構好きだったって覚えてますからね。
弱火でずっと煮ている時、少しだけ場を離れ、Aの様子を見る
まだ魘されてるみたいだな……。
手を包んで、また大丈夫を繰り返す。
安心していいよ。
大丈夫だからね。
だからさ、ゆっくり寝てていいんだよ…。
少し、顔色が良くなってきた。
本当はもう少し近くに居たい。
でもせめて火は止めてこよう。
火を止めて、こんなもんでいいかと納得いくと、また戻る。
『……?!…』
そこにはひどく混乱したAがいて、わたしを見て驚いていた。
その目に潜む闇は、恐怖が混じり、それは私に向けていた。
「……突然、ごめんなさい。
私は、」
一瞬名乗る気になれなかった。
だって、私を彼女は忘れている。
「……忘れられた“妹”です。」
『………は…?』
乾いた口から発す言葉を聞き取る。
驚くのも無理は無い、よね、。
「……なんでもないです。それより体調はどうですか？」
『……ぁ……ぁの声……。』
まるで、体調のことなんて気にもせず、
繰り返し、あの声、あの声、と呟くAを見ていた。
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みつ豆サブ(プロフ) - 猫好きのミンティアさん» 無痛症あるんですか！教えていただきありがとうございます！続き早めに更新します！ (2017年12月7日 16時) (
レス) id: a8ae1c5830 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きのミンティア - うろ覚えですが痛覚欠落障害に似たようなもので無痛症というものがありますよ！続き正座待機してます)^o^( (2017年12月7日 14時) (レス) id: 032370afdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みつ豆 | 作成日時：2017年11月1日 21時
