風柱、行方不明につき。【鬼滅の刃】

捜索漆 ページ7

冨岡さんとお館様の館から失礼した。


「…………」





相変わらず冨岡さん無言なの怖いし、何考えてるのか本当にわからん。



鴉ちゃんは良い子だけれど。





いやでもここでさよならだと思うと心が軽い！ランドセル！天使の！！！！















「…あの鳥の正体が何なのか、分かるやつを知っている」



「え、えとグーちゃんのことですか？」


「グーちゃんのことだ」





無表情でグーちゃん頂きました。







鴉ちゃん笑うの堪えてるよね？

そういう私も堪えてるんだけども。








無表情のまま冨岡さんが続けて口を開いた。




「今からそこに案内…」


「水柱様、柱稽古がゴざいマす」









冨岡さんの言うことを遮って鴉ちゃんが言った。

鴉ちゃんマネージャーだなぁ……。





寝る時間もお風呂の時間も便所の時間も管理してそう。








「………明日、案内しよう」



言い直した冨岡さん。






その表情本当にどういう表情？

でも案内してくれるのなら嬉しい。








グーちゃんが何か風柱様と関係があるといいけど。













冨岡さんと別れて私は隠をしながら風柱様の捜索という任務を頂いた。







「グーちゃん、おまた〜〜〜」


「グアッッ！！！」


外に出た瞬間攻撃態勢。








「いたっ、ごめんっ、ここに置いてったの怒ってる？！」




つついてくるグーちゃん怒ってらっしゃる。
だって神聖な屋敷にに鳥を入れる訳には…






そこでタイミングばっちりなグーーーッという音が。




「……あ、あたしお腹空いてたんだった。」


「グゥ………」

グーちゃんそんな目で見ないでよ！！！



「グーちゃんって何食べるの？あたし分からないんだけど。あ、ミミズ？」


いたっ。ご、ごめんって。
悪気はないよって！！！
だって鳥って普通ミミズとかじゃん！？


お腹を満たすため、町を見て回った。

なぜだか甘味処のおはぎにグーちゃんが反応していた。


「あーおはぎ〜？あたし餡子無理なんだよねぇ…おはぎ食べれないの、なんかこう、なんでだろ………グーちゃん？」


餡子や小豆が食べれない勢としては和菓子が食べれないのかなりキツイ。


「風柱様も餡子嫌いだったりするかな？？？」


「グエッ」


分からないけどなんだか腹が立ったのでグーちゃんの羽取ろうとしたけど辞めた。

グーちゃんの嘴が怖かったから。



………なんか、グーちゃんの言いたいことがだんだん分かるようになってきた気がする。

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