風柱、行方不明につき。【鬼滅の刃】

捜索肆 ページ4

………なんて言えないので苦笑い。






すると、半々羽織りの人が私が隠していた刀を見て、




「何を持っている？」





と言って強奪。

鴉ちゃんは謝るばかり。






いや、いいんですよ………。







でも取られたら風柱様に会う口実が無くなっちゃう。どうしよう。


ずっと会いたい人だったのに。






「それは、その、落ちてたんです。それでその持ち主に届けたいなぁって…」


「…………」






え、そんな黙り込む？？


逆に怖いんだけども。
えっ、盗んでないよ！？！？


邪な気持ちなんてほんのちょっっとしかないよ！？






刀を眺めた後、半々羽織りの人が刀を抜いた。


そこには『悪鬼滅殺』の文字。



それは…








「………これは、不死川の…」



無表情だけど少し驚いていたのは私でも分かった。






考える素振りを見せる半々羽織り。






え？不死川って……？え？？？？


その言葉に私も？？が絶えない。






「これを何処で拾った？不死川は？どうして居ない？」


私に問いただし始めた半々羽織り。


どんどんこっちに来るけど………






し、知らんがな！！！！！！
あたしが聞きたいっっ！！！！







「し、知りません……」



「………」



そ、そんな怖い顔しないでよ！！！




ジリジリ距離が縮まる。

だからそんなに男の人…
















「グエッッ！！！！」






そんなあたしを見て可哀想だと思ったのかグーちゃんが私とこの人の間に入ってくれた。



半々羽織りは離れた。







ちょ、グーちゃん少し見直したよ……。


本当に助かったあ。









だけど半々羽織りの人、今度は背を向けて歩き出した。



ちょその刀返して………


なんて言えず。









「………ついてこい」




それだけ言われてスタスタ言ってしまう。








はあ〜〜〜〜ん？？？

そう言われてついていくスカポンタンなやつが何処に！！！！！！！！！







「早くしろ」



と、いつまでも立ち止まっていると振り向かれて不機嫌そうな顔をされたので、









ついていきました。

はーい、スカポンタンはここにいまーす。














………グーちゃんどうなるんだろ私。

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