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翌朝、マイキーに電話したところ、「遅い！心配したんだからな！」とものすごーく怒られた。
ごめんちゃい。
今日は休日なので、ソッコーお見舞いに来るとも言ってた。
「美ィ桜ォォォォオオ！！！！！」
『ｸﾞﾌｯ』
「久しぶりだなーー！！」
『ｸﾞｴｯ』
大声で名前を呼びながら、マイキーが突進して
そして、マイキーの後ろを同じく突進してきた場地によって、三人揃ってベッドに倒れ込んだ。
噂をすれば何とやら、だね。
てか、痛いし重いぞ、男子共。
病人には優しくしろ。
ｺﾞﾂﾝｯ
「五月蝿い！」
「「痛ってェ！！！」」
「もうっ！お姉ちゃんは病人なんだから、そーゆーのしちゃダメなんだよ！」
『よく言ったエマ。』
あ〜、佐野家って感じ。
そんなに久しぶりでもないのに、あったかくて落ち着く。
『あれ？真兄は？』
「受付のお姉さんのケツ追いかけてる。」
「違ェし、便所だしっ！！
嘘つくなマンジロー！」
「ﾁｯ」
「あっ！兄貴に舌打ちしたな、この野郎！」
ｺﾞﾂﾝｯ
「五月蝿い！！！」
ギャーギャーと騒ぐマイキーと真兄に、おじいちゃんの鉄拳が振り下ろされた。
マイキーに至っては二連続だ。
何とか笑いを堪えていると、「痛ェ…」と頭をさすっている兄達に呆れたエマが、ベッドの側にやってきた。
「とにかく、何とも無さそうで良かった。
倒れたって聞いて、すごく心配したんだよ。」
「そーだぞ、シンパイさせんなよ。」
場地も私に乗っかったまま、話に加わる。
「どいて」と言っても動かないのは分かりきってるので、そのまま答えた。
『大丈夫だよ。
怪我とかじゃなくて、念の為に入院してるだけだから。』
「嘘つくな。
燃え盛る家に飛び込んで二酸化炭素中毒でぶっ倒れた奴が何言ってんだバカ。」
「あ゛？」
あっ、ヤバい。
天野のカミングアウトでマイキーが怒った。
これはガチで怒ってる。ひえっ、殺される…。
ｶﾞｼｯ
「どういう事だ、美桜？」
「お兄ちゃん聞いてねぇぞ？」
「じっっっくり聞かせてね、お姉ちゃん？」
『いや、あの、えっと…』
がっしりと肩を掴み、般若のような顔で迫る佐野家三兄弟。怖い。
助けを求めようにも、天野は論外だし、場地は分かってないし、おじいちゃんも静かに怒ってる。
詰んだ…味方も逃げ場もない。
次回、私死す！
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あまね - 訂正お願いします。28話の二酸化炭素中毒ではなく、一酸化炭素中毒です。すみません職業柄気になってしまうんです (12月10日 14時) (
レス) @page28 id: 0a2d634d93 (このIDを非表示/違反報告)
月夜桜＠黒猫(プロフ) - おかかまんさん» 最高ですか！？スランプ嵌っちゃって暫く更新出来てなかったんですけど、その言葉でやる気出て頑張れました！ (2022年5月1日 22時) (レス) id: 89af83cb6a (このIDを非表示/違反報告)
おかかまん - ヤバイ…続きが気になって夜しか眠れねぇ…最高なお話あざす！！ (2022年4月23日 21時) (レス) @page38 id: fd52a6e4cf (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 月夜桜＠黒猫さん» お願いします！待ってます！楽しみにしときます！ (2021年11月3日 17時) (レス) id: 98977eac5e (このIDを非表示/違反報告)
月夜桜＠黒猫(プロフ) - あおいさん» やったぁ！刺さる人いた！もうﾊﾞﾝﾊﾞﾝ救済しまくるんで、お楽しみに。 (2021年11月3日 12時) (レス) id: 89af83cb6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜桜＠黒猫 | 作成日時：2021年9月29日 17時
