【東卍】マイキーの彼女はチートなガチオタお嬢様

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「ウチのモンが世話になったノォ？」


「あのガキです！やっちまって下さい、リーダー！」





見事に私の予感が的中し、さっきの不良達が仲間を連れてやって来た。

赤音さんリベンジと、私への報復かな？









『ねー、言った通りでしょ？

　ｻｸｯと終えるから、ここから動かないで待っててよ。』


「大丈夫、なの…？

　あんなに沢山いるし、逃げた方が良いんじゃ…」




そう言う赤音さんも、ココとイヌピーも、震えてるのが分かる。







『ふふ、大丈夫、大丈〜夫！

　たかが十人ちょっとだよ？あっという間に終わるって♪』



軽くスキップしながら進み出る。

















せっかくだし、名前を売るのに利用させて貰おうか。



『初めまして。

　深紅の姫こと私、藤原美桜がこれから、女に手を出したお前らを、ぶっ潰しまーす。』ﾆｺｯ



数秒間の沈黙の後、不良達はﾄﾞｯっと笑い出した。

「ガキが出しゃばるな」だとか「雑魚の癖に」だとかｹﾞﾗｹﾞﾗ騒いでる。





まぁ、頭(トップ)を潰せば、すぐに静かになるだろうけど。













んー、ここ住宅街だから、なるべく早く静かに終えたいよねぇ。

だったら、全員急所で一発KO狙っていこうか。








ゆっくりと歩き、あと十歩で相手とぶつかるって所で、いきなり猛スピードで走り出す。


「「なっ！」」







突然の事に驚いてる内に、リーダーって呼ばれてた奴に攻撃を仕掛ける。




ｺﾞｷｯっという鈍い音と共に、リーダーの鼻の骨が折れた。

あーあ、当たり所が悪かったんだね。ドンマイ。



念の為さらに、首後ろに回し蹴りを入れる。







するとリーダーは、倒れてそのまま起き上がらなかった。


『あれ、お終い？

　イキってた割には、雑魚過ぎるでしょ。』




リーダーでこれなら、残りも瞬殺だなー。

つまんないの。









動き回るだけ体力の無駄だし、工作なしの正面突破でいっか。

投げ飛ばしたり、急所を蹴ったり殴ったりして、ビビってる奴ら全員ダウンさせる。













離れてた、赤音さん達の元に帰る。






「お前、深紅の姫だったのか。

　七小のマイキーと暴れ回ってるっていう。」


『そうだよ。私達、有名？』


「……まぁ、な。」




やったね！

頑張ってる甲斐があるってもんだよ。








三人をそれぞれの家に送り届けて、今度また会う約束をする。











_______に「今度」が訪れなかったことなど忘れて。

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