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〜18松目〜 ページ19

『あっ・・・え、と・・・・・・』





お「・・・・・・」








私はひとりあたふたとして何を言えばいいのか悩む

おそ松さんは、そんな私をただ静かにじっと見てるだけ





よく見ると、周りには十四松さん以外の六つ子が全員いる









また、何か言われるのかな



「なに俺にぶつかってんだよ」

とか


「お前のせいでトト子ちゃんに怒られたんだけど?ふざけんな」



とか









考えれば考えるほどネガティブ思考になっていく


お「・・・行くぞ」






『あっ・・・』









ボソッと彼らにそう言って、私から目を背けて去っていく彼ら


嫌だ


嫌だよ








置いていかないで

ひとりに








しないで_____________







『ッ待って!!!』



お「!?!」









気付くと私は、咄嗟におそ松さんの腕を掴んでいた






なんでか、私にもよく分からない


でも、何故かこのまま別れちゃいけない気がした









『ごめんなさいっ・・・ごめんなさいっ・・・!』




お「ッ・・・離せよ・・・・・・」








なんでかな?
いざとなると、ごめんなさい、この言葉しか出てこない





『ッ・・・私、大丈夫だから!!




どんなに酷いこと言われたって、されたって









私は大丈夫だからッ・・・!!









だから




だからっ・・・









ひとりに・・・しないでッ・・・・・・!』



おそ松さんの腕を掴む手に自然と力が入る


涙がボロボロ零れてくる






アスファルトにシミを作っていく




ごめんなさい
ごめんなさい









お「ッ・・・・・・離せってば・・・」


それでも尚、彼は私を見てはくれない







そっぽを向いたまま、私から遠ざかろうとする

いや







いやだ









行かないで




私は負けじと力を強くする

もう、手が痛いけど、絶対に離したくなかったから









お「ッ・・・離せって言ってんだろ・・・!!!」


『ぃ"っ・・・・・・!』








痺れを切らしたおそ松さんが私を思いっ切り突き放した



その衝撃で後ろへと倒れる私








トド「!ちょっとおそ松兄さっ「うるせぇ!!黙ってろ!!!」ッ・・・」









お尻がヒリヒリと痛む
でもそんな事よりも、突き放されたことが、なによりもつらかった

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偶数LOVE!(心々) - 感動しました、、 筋肉、天使ですね。はい。最近十四松も好きなんですよ。(元、数字推し)続編読んできます。 (2019年8月25日 5時) (レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
- 感動しました!すっごく泣きました!これからも応援してます! (2019年7月15日 1時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール - マ、マフラーはどうなったのでしょう? (2017年8月12日 15時) (レス) id: 26f7e5e552 (このIDを非表示/違反報告)
あびこ - すっごい泣いてしまいました。私、感動的な話は大好きです。これからもがんばってください。 (2017年3月21日 22時) (レス) id: 6a901cb49c (このIDを非表示/違反報告)
明夢 - 泣けますねー (2017年2月13日 8時) (レス) id: b96a7a91d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞希 | 作成日時:2016年4月1日 13時

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