猫姫と魔界と… ２

それが野心だ ページ10

カルエゴ
「入間。」


カルエゴ先生が入間くんに位階の章(バッヂ)を投げ渡す。

カルエゴ
「アスモデウスがお前をわざと勝たせたりするようなら、一生位階(ランク)を上げてやらんつもりだったが……双方とも厳正に全力だった…。よって、入間の位階２(ベト)への位階昇級を認める。」


昇級できたやん！さすが入間くんや！

リード
「３(ギメル)くらいよこせよー。ケチー。」

カルエゴ
「やかましい！そんなほいほい位階が上がるか！試験はこれからもある！お前らももっと真面目にやれ！」

全員−入間 アスモデウス A
「ウェーイ。」


緩いなぁ。

アメリ
「おめでとうイルマ。」

入間 A
「アメリさん/ちゃん！」

入間
「来ていたんですか！？って言うか知り合いなんですか！？」

アメリ
「ああ、昔ちょっとな。見ていたぞお前の活躍！先日とはまるで別人のようだ。」

入間
「…！あの…僕…自分のためにはなんて頑張ったことなくて…でも、初めて知りました。自分のために頑張って成果がでるって…こんな気持ちなんですね…！」

アメリ
「そうだイルマ。強い意志であらゆる苦難や障壁を乗り越えて…初めて得られるその気持ち…それこそが"野心"だ！」


え？達成感ではなく？

入間
「や…しん？」

アメリ
「野望への情熱！必ず成し遂げるという闘志…！まさしく野心…！！とにかく！一歩前進だ！よくやったな！イルマ！」

入間
「はい…！」

A
「よかったな、入間くん！」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

入間
「―――で…なんとか無事位階昇級できました。」

オペラ
「"無事"？こんな火傷をしておいて。」

サリバン
「流石アズくん！強いねー。」

入間
「でも、アズくんは後で凄い勢いで謝ってくれたし、無我夢中になるほど集中して試合ができました。特訓のお陰です！だから…本当にありがとう、オペラさん、兄さん！」


わぁ〜可愛いあの三人〜。


今回は理事長何もしてなかったね。ドンマイ。

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