猫姫と魔界と… ２

入学式の再戦 ページ9

入間side


A
「残り二人やな。」

エリザベッタ
「いけ！入間くん！」

リード
「アスモデウスやれ！」

ジャズ
「これは入学式の再戦だな！」


さっきまでと雰囲気が全然違う…！


アズくんは本気…いや、殺す気でくるッ！！！

A
「来るで！！距離とれ！！」


ッ…怖い…怖い時は……！

　 入間
＿「裏技？」＿

　 兄さん
＿「まあ、古い兵法ではあるんやけど。悪魔にとって、恐怖は"屈辱"。魔界は位階(ランク)の競争社会やから、相手への恐怖は敗北と同じや。」＿

　 オペラ
＿「そう、故に我々悪魔は心にこう構えるのです。」＿


『恐ろしい時ほど前に出ろ』

　 オペラ
＿「恐怖を興奮に変えるのです。」＿


アズくんの方へ走る。

ガープ
「前に出た！？」

リード
「マジかッ、死ぬぞッ！！」


受け止めたアズくんのボールは燃えていて、すごく熱い。


手が…焼けるッ！


…だめだ、持てないッ！


なら。


アズくんのボールを持ったまま回転する。


このまま…投げ返す…！！

入間
「ぉおおおお！！」


ボールはアズくんの右肩に当たった。

カルエゴ
「勝者、Ａチーム！！」


勝った……！

A
「すごい！めっちゃすごいやん入間くん！！」

入間
「Aちゃん！？く、苦しいよ…！」

クララ
「入間ちズルい！！Aち、ギューッ！」

A
「わっ！？ちょ、可愛いけど助けて！！」

サブノック
「無理だな！」

ピケロ
「ふわぁぁ…。」

ジャズ エリザベッタ
「ごめん。」

A
「裏切り者〜！！」

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