ありがとう(S短編集)3 (ページ4)

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智side

翔「んーーハァハァ」

雅「疲れたねえ翔ちゃん」

相葉ちゃんに楽屋まで運んでもらい、ソファに横になった翔くんはしんどそうに呼吸をしている。

4人で手分けして飲み物を準備したり、ブランケットを持ってきたりする。

智「汗かいてるし着替えさせちゃおっか」

熱のせいもあって額には汗が。

このままだともっと熱が上がっちゃうから早いうちに着替えさせることにした。

松潤と2人がかりで着替えをさせるけど、全くといっていいほど力が入ってなくてされるがまま。

智「よし、できた。翔くんどこが辛い？」

翔「ん、、っと、しんどい…」

どこかが辛いとか痛いとかじゃなくて、本当に熱が高くてしんどいみたい。

その後マネージャーに病院まで送ってもらい、点滴を打たれた翔くんは眠りについた。

翔「んん？」

智「起きた？翔くん？」

翔「あれ、、ここどこだっけ」

智「ここは病院」

翔「放送は！？俺できてた！？」

智「大丈夫だよ。ちゃんと最後までできてた。」

どうやらステージ裏に引っ込んだところからは記憶が無いみたい。

ちゃんと最後までできてたと伝えるとホッとしたように笑みを浮かべた。

翔「あの、ごめん。ちゃんと智くんの言うこと聞いてればよかった。迷惑かけてごめん。」

智「んーん、迷惑なんてかけてないよ。それにちゃんと最後までやり切ったんだから。お疲れ様。」

そう頭を撫でてやるともう一度眠りについた。

(終)