洗濯物と水遊びの話２ ページ15
…今日は雲一つない、夏の青空が広がっている。
もちろん、夕立が降った気配もない、が。
庭はびしょ濡れの上に、そこで同じようにびしょ濡れで遊ぶ兄弟の姿があった。
想像だが…多分、庭の花や野菜に水をやっていたのだろう。
それがいつの間にか変なテンションになり、この惨状へと繋がった。…そう推測される。
唖然とした。
二郎は水やりホースを使って散々びしょ濡れにされた挙げ句、泥に足をとられ転んだんだろう…
「シクシク…肩から落ちちゃったよ…肩痛い…」
泥だらけで寝ている残念なイケメン。
「大変！じろちゃんのなで肩がっ！」
「もっとなで肩に!?」
「おいっ！」
三郎と四郎がゲラゲラ笑いながら、そんな二郎を見下ろす。
一郎も他と同じく泥だらけで濡れているのだが、一人マイペースに泥団子作りに没頭している。
ぐったり縁側に倒れているのは五郎だ。
執拗に攻撃を受けたのだろう…
Ｔシャツを脱いだ後よりも泥で汚れている。
「三郎…許さねぇ…」
小さく呟いているのを聞きつけて、四郎が笑う。
「え、何、遺言？」
ホースを持って走り回っていた三郎が派手に転び、大爆笑している。
四郎がそんな三郎から水やりホースを取り上げ、至近距離から二郎・三郎を狙い撃つ。
「近いって！やめてー！」
「その威力ハンパねぇ！」
二十代後半の社会人が五人も揃って、一体何をしているのか…そこで、ハタと気付く。
さっき干し終わった洗濯物がほとんど濡れている。
五人分の洗濯…大変だったのに…
「何してんですかっ！」
縁側へと走りながら、大声で叫ぶ。
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米(ヨネ)(プロフ) - やっと見つかりました！記憶に残ってたこちらの作品がどうしても読みたくなり、でも失礼ながら、山田さんのお名前もお話のタイトルも思い出せず…ひたすら探して見つかって読ませていただけて非常に嬉しいです！消さずに残しててくださって有難うございます！ (2018年3月6日 18時) (
レス) id: f4e15bb09e (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - 三毛猫さん» 三毛猫さん、お久し振りですね♪こちらにコメント頂く事、最近なかったので驚いちゃいました(*^^*)出来たら今年中には新作出したいと思っているのですけど…(-_-;)三毛猫さんも風邪などに気を付けてお過ごし下さいね(^-^) (2013年12月20日 10時) (携帯から) (レス) id: 35806cb009 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫(プロフ) - お久しぶりです！最近はまた1から読み直しをしてます！忙しい時期ですが早く新しい小説が読めるといいなーって楽しみにしてます！ もうすぐ相葉さんの誕生日ですねー 山田さんも楽しい年末を過ごせるといいですね ー 来年もよろしくお願いします！ (2013年12月18日 17時) (レス) id: d1001ee177 (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - のっちさん» のっちさん、はじめまして。コメントありがとうございます(^-^)この小説を面白いと言って下さって、嬉しいです♪また、彼らのお話は書きたいとは思っていますが…いつになるか…。 (2013年4月15日 0時) (携帯から) (レス) id: 35806cb009 (このIDを非表示/違反報告)
山田(プロフ) - ふーさん» ふーさん、コメントありがとうございます。全部読んで下さったなんて…すごく嬉しいです！この６人のお話、また書けたら書きたいですね…(^-^) (2013年2月17日 15時) (携帯から) (レス) id: 35806cb009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田
| 作成日時：2012年9月25日 15時
